映画会社キノフィルムズの公式YouTubeチャンネル「キノフィルムズ」に、6月3日公開の映画「冬薔薇(ふゆそうび)」で主演を務める俳優・伊藤健太郎について共演者や監督が語る動画がアップされた。
動画は「映画『冬薔薇(ふゆそうび)』『主演・伊藤健太郎について』小林薫、余貴美子、阪本順治監督インタビュー」というタイトルで公開。2年ぶりに出演作が公開される伊藤に対して阪本監督は、伊藤がこれまで同世代の俳優と共演していることが多かったことから「(伊藤を)大人の俳優さんで囲ってあげようというか囲ってみたいと」と制作のきっかけを明かした。
続いて登場した俳優の小林薫は、伊藤について「好青年だし、改めてまたチャンスがあれば共演したいと思うぐらい」「佇まいがナチュラルな感じがしましたね。何か変に気負うところもなくて。役の感情をただ生きていこうという感じをすごく受けた」と称賛。
最後に登場した女優の余貴美子は、「こんな息子がいたらいいなということも本当にイメージしやすいし、親子っていう感じがすごく想像しやすかったですね」と語った。
しかしこの動画についてネット上では、《本当にぃ?》《「またチャンスがあれば共演したい」っていうのは、「行けたら行くわ」みたいなもん?》《小林さんはまだ当たり障りないコメントだけど、余さんはちょっとフォローしすぎ》など半信半疑の声が続出。なかには《親に迷惑をかける息子なんて嫌だわ》《人を助けられる息子がいいな》といった皮肉の声もあがった。
「ネット上では伊藤が20年10月に起こした人身事故を引きずって、伊藤の人格を否定する声が後を絶ちません。小林も余も伊藤についてコメントしたのは演技力についてのものであり、それを人身事故と結びつけるのは酷すぎるかと。芸能界では伊藤の演技力を評価する声が多いのは事実で、今回の映画も阪本監督は伊藤の起用を前提として脚本を当て書きしたぐらいです」(芸能記者)
一度、不祥事を起こした芸能人はなかなか浮上できないものだが、伊藤が比較的早く表舞台に出られたのは実力もあったからと言えそうだ。
(柏原廉)