松嶋菜々子主演ドラマ「営業部長 吉良奈津子」(フジテレビ系)の初回平均視聴率が10.2%のスタートを切った。松嶋にとって連ドラ出演は約3年ぶりとなる。
物語は、敏腕だが鼻持ちならない女王然としたCMディレクターの吉良が、3年の出産休暇を経て会社に復帰するも、元のポジションに戻れず“訳アリ部署”の営業開発部部長に就任。仕事と家庭を両立させるため奮闘する“ビジネスママ”の姿を描く。
「これまで、事務所は松嶋の仕事に対して“家庭臭さを出さない”という方針を貫いてきたようです。ですから『吉良奈津子』が、連ドラ現代劇では初めての母親役となる。仕事場では高飛車なのに家庭では夫に甘え、子供思いの優しい母の顔を見せる。そのギャップの演技力は、さすが松嶋です」(芸能ジャーナリスト)
唯一の母親役といえば風邪薬のCMがあったが、他は化粧品や酒類などでシャンプーや洗剤などのファミリー的商品CMはない。その理由について芸能記者は「ご近所トラブルの影響」と言う。
「2011年5月に、反町隆史と松嶋夫妻が飼っていたドーベルマンが、同じマンションに住む住人に噛みついてしまい、噛まれた住人家族は転居。その後、管理会社は転居した部屋の家賃の損害などを請求したが受け入れられず裁判になり、結果、反町側は負けました。こういう近隣トラブルは、ファミリー向けCMが一番嫌うところです。だから、オファーがないのでしょう」
高飛車な女は得意の松嶋が、どんな母親の顔を見せてくれるか、今後の展開に期待したい。