女優の泉ピン子が語った橋田壽賀子さんの葬儀にまつわる“美談”に対して、関係者から疑義が上がっていることを6月16日発売の「週刊新潮」が報じた。
同誌によると泉は、昨年4月4日に亡くなった脚本家の橋田壽賀子さんの遺志を尊重し、自分の手で遺骨を海にまいたと発表。さらには橋田さんの葬儀費用が35万円だったことを明かし、当初、美談として報じられたが、橋田さんの関係者から漏れてくるのは怒りの声ばかりなのだという。
関係者によると泉の話は何から何まで事実と違うといい、なぜこんなでまかせばかり言うのかと驚きとともに全否定。実際の橋田さんの葬儀は泉が語ったものとはかけ離れ、ごく一般的な葬儀で30人前後が集まった密葬だったため、食事代などの諸費用やお坊さんへのお布施なども考えると35万円はあり得ないという。
さらに橋田さんのお骨は全て愛媛県今治市にある橋田家の菩提寺におさまっているといい、納骨には泉も同行。道中で泉がお骨を手に入れた可能性はないという。火葬した際に分骨はしたが、それは熱海にある橋田さんの自宅にお参りにくる人のことを考えて仏壇の脇に置いておくためのもので、親族でもない泉が受け取ることもあり得ないのだと。その分骨も約半年後に菩提寺におさめられたといい、つまり泉が海に何をまいたのかは“謎”なのだ。
そんな泉は現在、テレビ各局で事実上の引退状態だという。ほかにもきちんと打ち合わせができない、セリフをきちんと言えないといった話が聞こえてくるなど、TBS関係者や芸能関係者の証言として出てくるのは泉の悪評ばかり。
週刊新潮は見解を尋ねるべく、泉に質問状を送り自宅も尋ねたが、管理人には「記者が来るから追い返せ」と伝えられており、質問に対しても顧問弁護士から的外れの回答が届いたという。記事では「間違いないのは、彼女が虚言をまき散らしたこと」と断言している。
ネット上では同記事に対して、《年齢的にもうアレなのでは?》《こわいな。周りから人がいなくなってさらに悪化してるのかな》《打ち合わせができないのが事実なのであれば、橋田さんの葬儀についての発言も、意図的な嘘をついているというより、なんらかの症状としての虚言かもしれない》など言葉を濁しながら認知症の症状を疑う声が続出している。
「ピン子は6月20日、『ノンストップ!』(フジテレビ系)に生出演。歯に衣着せぬ発言を連発し、時折スタジオがピリつく瞬間はありましたが、『テレビに最近出るのは生存確認』と自虐的に語るなどユーモアも見せていました。
また、8月に行われる朗読劇の記者発表では『ボケるのはいやだけど、夫婦はボケたもん勝ちだから最後ぐらい夫に迷惑をかけたい』と語っていました。それらのやり取りを見るかぎり、認知症についてはまさかとは思いますが」(芸能記者)
ピン子の“虚言”の原因は何なのだろうか。
(柏原廉)