高い山に上ると空気が薄くて息苦しくなったり、具合が悪くなったりした経験はありますよね。人間には環境の適応能力が備わっているため、空気の薄い状態が続くと、より多くの酸素を体に取り込もうとして運動能力がアップするそうです。
そのメカニズムを活用して、通常の低地の環境下で意図的に低酸素状態を作り出してトレーニングを行うのが「低酸素トレーニング」。今、アスリートたちに活用されている方法です。
そんな専門的なトレーニング法が、最近では一般のジムでも行われています。というのも、このトレーニング法は、「痩せ体質」づくりの目的にも応用できるのだとか。なぜならば、人は低酸素状態に慣れると、基礎代謝と脂肪代謝力がアップして、効率的に脂肪燃焼ができる体になるそうなんです。
また、持久力、疲れにくい体にもなるともいわれているので、マラソンなどが趣味の人、体力の低下を感じるビジネスパーソンにもおすすめといえるトレーニングかもしれませんね。