ウサギの写真を見ると、可愛くってテンションが上がりますね。思わず「飼いたくなっちゃう」という女性も多いのでは。でも、実際にウサギを飼うのって、犬や猫とはどのような違いがあるのでしょうか。
田園調布動物病院院長である田向健一さん監修「かわいいウサギ 飼い方・育て方」(西東社刊)によれば、ウサギは犬や猫のような肉食動物とは異なり、弱い立場にある草食動物であるため、環境の変化やストレスに弱い一面を持っているのだとか。ウサギの寿命は6年から10年。ペットのウサギは野生ではないため世話しなくては生きていけず、愛情を持って育てることが重要なんだそうです。
飼うときには、必ずケージが必要とのこと。ストレスを与えないよう、手足を伸ばして寝られる程度の広さや、立ち上がったときに頭が天井にぶつからない高さのものを選び、毎日掃除をして清潔に保つことがポイントなんだそう。
動物ライターである大野瑞絵さんの著書「はじめてのうさぎ」(どうぶつ出版刊)には、ウサギのエサは、ラビットフードや牧草、野菜、野草、果物、穀類などと書かれています。ラビットフードは、ペットショップなどで売られている栄養が十分に含まれているもの。牧草は、お腹の中をきれいにしたり歯の長さを適切に保ったりする働きもあるようです。
大人のウサギにはチモシー、子どもや赤ちゃんのいるウサギにはアルファルファという種類の牧草を与えるといいそうです。野菜は人間が食べるのと同じものでOK。ニンジン、サツマイモ、小松菜がオススメだとか。
また、ウサギは何でもかじる癖があるので、かじられたらまずいものは部屋の中に置かないなどの工夫をする必要があるそうです。
犬や猫とは違うウサギの飼い方、いかがでしたか。可愛いウサギと一緒に暮らしたいのであれば、ぜひ参考にしてみてくださいね。