アイドルグループNEWSの増田貴久に、テレビ局関係者が熱視線!
主演を務めたドラマ「吉祥寺ルーザーズ」(テレビ東京系)が好評のうちに終了し、今クールはガーシー砲で話題の綾野剛が主演の務める「オールドルーキー」(TBS系)に出演。スポーツマネジメント会社に務める梅屋敷聡太役の、自然体の演技が好評なのだ。
「NEWSの中ではあまり目立たない存在だった増田ですが、どんな役でもこなせる演技力が買われ、コンスタントにドラマに出演しています。これまでは脇役が多かったものの、最近では『古見さんは、コミュ症です。』(NHK)など主演作品も増え、ジャニーズ事務所の中堅俳優として注目されています」(民放局関係者)
さらにバラエティ番組でも、「ネタパレ」(フジテレビ系)や「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ系)に出演し、存在感を発揮している。
「『ぐるナイ』の『グルメチキンレース・ゴチになります!』ではポンコツキャラが定着し、ジャニーズアイドルらしからぬツッコミを受けて人気となっています。お笑いコンビ・オードリーの若林正恭をはじめ芸人の仲間も多く、頻繁にご飯に行っているようです。弟キャラなので芸人たちにかわいがられ、それがバラエティ番組への出演にもつながっています」(前出・民放局関係者)
ドラマやバラエティに引っ張りだこの増田だが、その魅力は「普通」なところになると、女性誌記者は分析する。
「ドラマでは“普通の人”を演じることが多く、バラエティ番組でも中心的な存在というよりも周りで支え、時としてポンコツぶりを披露することもできる。自然体が魅力的でその『普通力』こそテレビ業界で増田が人気の秘訣です。お笑い芸人との交流が深いので空気を読む力に長けていますし、どんな番組にいても邪魔にならない存在となっています。6月22日に出演した『あちこちオードリー』(テレビ東京系)でも、自分がスターではないことを自覚していて、どんな仕事でも受けると真剣に話して好感を得ました。こういった飾らないところが、テレビ関係者の間でも愛されるポイントとなっています」
そんな増田と対象的なのが、音楽ユニット・テゴマスを組んでいた、元NEWSの手越祐也だ。
「手越は増田と違い派手さが売りのキャラで、テゴマスでは増田は引き立て役でした。そんな手越も、2020年にジャニーズ事務所を退所。個人事務所で活動を始めた当初はYouTuberとしても活躍するも、現在はパッとしない状態に。北海道に活路を見出して、観光PRや北海道日本ハムファイターズの試合で『きつねダンス』を踊って話題になりましたが、どの仕事も長続きしていないようです。手越はテレビに復帰したいようですが、ジャニーズ事務所との関係も微妙なまま退所しているので、無理してまでブッキングしよう思うプロデューサーはいません」(前出・民放局関係者)
テゴマスとして活動した2人は大きく明暗が別れたが、なぜこんなに差が表れてしまったのか。
「芸人やスタッフとの関係も良好で、テレビ業界で増田の人気は非常に高い。かたや手越はアイドル時代も自分の損得勘定で付き合うタレントやスタッフを選んでいたと思われており、現在のようにピンチになった時に手を差し伸べてくれる関係者がいない。2人の明暗を分けたのは、タレントとしての魅力よりも人間力だと言われています」(前出・女性誌記者)
木村拓哉主演のドラマも視聴率が伸び悩む中で、ジャニーズ事務所のアイドルだからといって仕事が取れる時代は終わった。今後は、増田のように泥臭いアイドルが人気になるのかもしれない。
(渡邊伸明)