先輩芸人の元妻との“抗争”が勃発か。2019年末にお笑いコンビ・FUJIWARAのフジモンこと藤本敏史と離婚した木下優樹菜が、ロンドンブーツ1号2号・田村淳とのバトルを展開している。
事の発端は、淳が自身のYouTubeチャンネル「田村淳のアーシーch」内で実施している企画「セカンドチャンス」への出演をめぐるものだった。「過去にいろいろあった有名人たちが次のステップへと羽ばたくため、その今後を皆さんと一緒に考えていく」という企画で、これまでに俳優・高知東生や元EE JUMP・後藤裕樹、作家・乙武洋匡といった面々をゲストに迎えてきた。
そこで、淳は次なるゲストとして木下にオファーを送り、「最初は出るって言ってたのに」としつつ、「(過去の出演者)メンバーを見て、『出ない』って言ってきたので、ちょっとイヤだなって思ってます」と、7月14日の生配信でボヤキ。「なので、僕はもう木下優樹菜さんとは話しません。向こうも話したくはないでしょうけど」と突き放し、絶縁を宣言していたのだ。
もちろん木下も黙っていない。“絶縁コメント”の翌日、YouTubeチャンネルに「田村淳さんに放送で言われた件について」と題した動画をアップすると、冒頭から「今日は久しぶりに怒ってる」と切り出し、“人を見て出演を断った”とされたことに関して「何でそんな言い方するんだろう」と疑問視している。
木下は、淳が説明した内容だけでは、世間から「木下優樹菜ヤバくない?」と勘違いされてしまう可能性があると指摘。最終的に出演辞退に至るまでには「そもそもちゃんと経緯がある」と主張した。
淳サイドからは昨年秋よりコラボの話が来ていたというが、当初は「よかったら焚き火のもとで話しませんか?」と誘われたことから、木下側は、“のんびりとした焚き火の対談”のようなものをイメージしていたという。しかし、今年3月頃には「ドロップアウト系の対談企画」をやりたいとの説明があり、それが5月に入ると、今度は「セカンドチャンス企画」に変更され、すでに高知らをゲストに招いた同企画の動画が公開されていた。
最終的な出演を決める前に、その高知の登場回を確認した木下は、「まず“セカンドチャンス”っていうタイトルもあるし、1回目に出演している方は、本当にセカンドチャンスっていうか、本当に警察に捕まるクスリ、薬物で‥‥」との印象を抱いたと説明。続けて、「私は芸能界を引退して、ある意味で第二章ですけど、刑務所に入るようなことはしてないですし。自分がしたことに対しては謝罪だったり、謹慎だったり、引退だったり、凄いいろんなことがあって、今でも悩んで寝られなかったりするけど、(高知とは)違うセカンドキャリアだから。(淳の動画は)自分のブランディングだったり、コンセプトに合わない」と感じたという。
また、“過去の出演者を見て断った”との淳の指摘には、「(その言い方が)凄いショックだった」としつつ、実際に「並びは見ました。自分のコンセプトには合わないと思った。でも、それって仕事する上で大事じゃないですか。それはずっとタレントの時からやってきたこと」だと反論。「ことの経緯がちゃんとある。それを言わずにサラッと生配信で言われたことに対して、(わざわざ裏側のやり取りを)言うことでもないんじゃないですかって残念な気持ちになりました」と語っている。
「木下は、昨年秋に届いた焚き火の対談の打診から内容の変更が相次いだことを指摘した上で、最後はスタッフらと『なんか最初頂いていた話とちょっと違うよね。残念だね。出たかったよね。でも、これはマジでしょうがないよね』と話し合いを重ね、出ないという結論を下したと説明。それを、単純に人を見て決めたと表現されてしまったことに憤りの思いがあると述べていました。
一連の木下と淳のやり取りが多くのメディアによって『食い違い』『絶交宣言』などと報じられると、木下の反論動画が公開された翌16日、淳はツイッター上で『やだなぁ…やるせないなぁ…ひとり歩きするなぁ…しんどいなぁ…チーズケーキ食べよ』とだけツイート。具体的な言及を避けつつも、木下との騒動を仄めかすものとして解釈され、『淳さん、助け舟出したのに断る時点で彼女は自覚してないし全く反省してないってことが世間にもわかったのでもう構わなくていいと思います』『良かれと思って動いたことが相手に伝わらず、事実が思わぬ形で一人歩きしてしまうと辛いですね』『直接話したら、すぐ和解できそうですが…そうもいかないのかな』などのリプライが寄せられています」(テレビ誌ライター)
元妻と後輩芸人による軋轢が勃発してしまった格好のフジモン。淳が司会を務めるバラエティ番組「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)に出演することも多いだけに、複雑な心情かもしれないが、このバトルを平和的に収められる唯一の存在なのかもしれない?
(木村慎吾)