フィギュアスケート男子で冬季五輪2連覇の羽生結弦が7月19日、都内のホテルで会見し、現役引退とプロ転向を正式表明した。この会見に先立ち、羽生の熱狂的ファンのユヅリストたちは怒り心頭に発していたという。
羽生のマネジメント会社は、7月18日に羽生が19日に都内のホテルで会見するとマスコミ各社にアナウンス。本人が会見で何を語るのかは明示されず、さまざまな憶測を呼んだ中、19日朝に日刊スポーツが、羽生が現役引退してプロ転向する意向を固めたとスクープしたため大騒ぎとなったのだ。
ともあれ、会見で本人の口から現役引退の発表を聞きたかったファンはフライング報道に大激怒。SNS上ではユヅリストたちが日刊スポーツを敵視し、「羽生くんであれだけ金儲けしてこの仕打ち!」「本当に失礼!」「二度と日刊は買いません」などと同紙の不買運動を始めている。
羽生に関しては、今年2月の北京五輪でも不買運動が起きていた。
羽生がショートプログラムでリンクにできた“穴”にハマってしまい、演技終了後、その穴を目視で確認したことについて、サンケイスポーツの編集委員がコラムでその穴の存在を“アピール”したなどと苦言を呈した。
「すると、SNS上でサンスポに対する不買運動が勃発しました。スポーツ各紙にとって羽生は売上アップの“お得意さま”。1面で取り上げるとユヅリストが大量購入することで知られます。だから、スポーツ各紙は羽生に批判的な論調はできません」(スポーツ紙記者)
スポーツ紙の中には、日刊スポーツ以外にも羽生の現役引退を察知していた媒体があったという。
「今月1日から新シーズンが始まり、羽生がグランプリシリーズへの参戦を表明すると信じ込んでいた媒体もあれば、逆に現役引退の情報をキャッチしたけど不買運動を恐れてあえてスクープしなかった媒体もあったようです」(ワイドショー関係者)
こうした騒動が起きるのも、羽生が大スターである証左か。