「アバター」「タイタニック」に続く、世界歴代3位の興行収入まで上り詰めた「ジュラシック・ワールド」。5日から日本でも公開され、さっそくメガヒットの様相を見せている。
主演のクリス・プラットは、昨年の大ヒットSF大作「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」にも主演、日本でもその顔が知れ渡ったハリウッドで飛ぶ鳥を落とす勢いの役者だが、なんと早くも「ジュラシック・ワールド」の続編にも出演することが決定したようだが、その口からは続編のネタバレもしてしまっている。それによれば、「次回は恐竜たちがテーマパークから飛び出してしまうというストーリーになる」というのだ。
コリン・トレボロウ監督に関しては、続投が決まったという報道がないどころか、「『ジュラシック・ワールド』は『スター・ウォーズ』のようなもの。違った監督が違った魅力を加えたほうがいい」と発言し、続投を否定するコメントを発表しているが、それでも続編が2018年6月公開となることを発表し、その作品の中で外の世界に飛び出したおなじみのインドミナス・レックスを含めた、より多くの交配種の恐竜たちを食い止めるため、プラット演じるヴェロキラプトルの専門家オーウェン・グラディが大奮闘する姿が描かれることなどを明かしている。
「この話はテーマパーク内に限られることはなくて、エンターテイメントをはるかに超えた科学への探求心があると感じるんだ」とトレボロウ監督。さらに、恐竜の武器化、原子力との絡みなどもアイデアの候補だとしている。
しかし振り返れば、かのエポックメイキングとなったシリーズ第一弾「ジュラシック・パーク」の続編「ロスト・ワールド」では、恐竜を島の外へ出してしまったストーリーが「ただの怪獣映画になってしまった」と酷評された。
今回のクリス・プラット、トレボロウ監督らのコメントに「かつての失敗の繰り返しをしてしまうのでは?」という、映画ファンの心配の声が多数聞こえてきた。原子力絡みとなれば「まるでゴジラだ」と言う人もいるだろう。
いずれにせよ、大ヒット中の話題作を観て、アナタなりの理想の続編を思い浮かべるのもいいかもしれない。