King Gnu ライブ公演“全面撮影OK”が波紋!再注目された「あのシンガーソングライター」と「海外の常識」
King Gnuが、ライブ公演で“全面撮影OK”を打ち出したニュースが波紋を広げている。メンバーの常田大希にが2月15日に自身のインスタグラムの生配信で語ったところによると、「ライブ中の撮影についてなんですけど、結論から言いますと、全編撮影可ということで、次のツアーからね。全編撮影可にします」とのこと。その方針は、日本のコンサート文化においては依然として異例。演出の保護や著作権管理の観点から「原則禁止」が常識とされてきただけに、その決断は象徴的だ。
実際、XやTikTokには臨場感あふれるライブ映像が次々と投稿され、「現地の熱がそのまま伝わる」「ライブに行きたくなった」と拡散効果も生まれている。一方で、「違法ではないのか」「世界観が切り取られすぎていて、ライブに貴重感がなくなってしまわないか」という反対意見もある。今後も、賛否が生まれることは間違いない。
だが、もっとも、日本で撮影許可のスタイルをいち早く打ち出してきたアーティストがいる。シンガーソングライターの平井大だ。平井のライブは、スマートフォンや携帯電話に限り、公演中の写真・動画撮影が可能なケースが多いことで知られる。関係者はこう話す。
「平井大は“愛でできている人”なんです。ライブ中に踊ってもいい、歌ってもいい、撮影してもいい。自由に楽しく過ごしてもらう、それが彼のスタンス。そもそも海外では観客がスマホを掲げる光景は珍しくない。日本のほうが厳しすぎる面もありますし、欧米の大型フェスやアリーナ公演では、観客がその瞬間を自分の視点で記録し、共有することは“参加”の一部とされています。日本が厳しすぎるんです」
そんな中でKing Gnuが打ち出した全面撮影OK。独自の世界観と高い完成度で評価されてきたバンドが、閉じられていたライブ空間を、観客のスマホを通して社会に拡張する。その行為は、単なる話題作りではなく、日本のコンサート文化のアップデート宣言にも見える。
撮ることが当たり前になる時代。King Gnuの一手は、ライブの未来をめぐる問いを、業界全体に投げかけている。
(小津うゆ)=写真はイメージ=
