「あんな大人にはならないように気を付けよう」。新幹線での不快なエピソードを明かし、そう漏らしたのはモデルでタレントのゆきぽよだ。
8月7日放送のラジオ番組「オレたちゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン~」(MBS)で、せっかくのグリーン車で遭遇したという“凄いムカついた”出来事を紹介。大阪から東京へと向かう新幹線に乗車し、通路で自分の座席を確認すべく、カバンの中からチケットを取り出そうとするも、「手こずっちゃって。キャリーケースもあるし。カバンをガサガサしながら、チケットどこだって探してた」という。
すると、すぐ背後にいた「おばさん」が「キャリーケースを蹴ってきた」と説明。しかも、1度ならず歩くたびに“カーン”と蹴られたと振り返り、「“え!?”って思った」と語った。
その後も、ゆきぽよの座席前に立っていたおばさんに対し、「ちょっと私の席なので、行かせてもらっていっていいですか?」と伝えると、「『すいませんだろうが! お前、人間じゃねーな!』って感じで怒られて。めちゃめちゃ言われて」と怒鳴られてしまうハメに。
芸能人という立場もあり「こらえて、我慢しよう」と反論はしなかったというゆきぽよ。続けて、「おばさんが通り過ぎた後に、またその後ろのおじさんが悪口をブツブツ言ってきて。そしたら、その2人が夫婦で」と明かし、「凄いムカついた」「あんな夫婦になりたくないなって思ったし、あんな大人にならないように気を付けようって。気を付けるキッカケになったから、一応プラスになったと思ったんですけど」と、反面教師の材料として捉えているというのだ。
「ゆきぽよによれば、夫妻はその後もトイレに向かう際に彼女を睨み付け、今度は座席を蹴ってきたと告白。『せっかくグリーン車でちょっと高いお金を払って行ったのに気分が悪かったです』と嘆いていました。しかし、新幹線内では中央通路が乗客の移動できる唯一のスペースなので、乗車前にチケットを準備せず、そこでモタついてしまったのはゆきぽよ側の落ち度だったと言るかもしれません。
また、キャリーケースを後ろの客から蹴られたという点にも、『キャリーケースは引かずに押してください。後ろの人に迷惑だし、蹴られたんじゃなくて、背後の人の足にぶつけちゃってたとはなぜ考えないの?』との指摘も散見。だからといって、座席を蹴られたり、怒鳴られたりしたことは行き過ぎな部分もありますが、あまり世間には響かなかったようです。ネット上には『ほかの人の迷惑を考えず、通路を我がものにして占有してる貴方のほうが問題』『自分を正当化するのは違う』『新幹線の通路で立ち止まられるのがいちばんの迷惑』『絶対に夫婦側にもほかにたくさん言いたいことがあるはず』などの声が大半に。
今回のエピソードでは細かな状況に関する説明不足の印象が否めず、なかなか判断はしづらいですが、普段のキャラクターもあって、ほぼ同情票が得られない格好になってしまいました」(エンタメ誌ライター)
グッとこらえて反論せず、トラブルを大ごとにしなくて正解だったのかもしれない。
(木村慎吾)