嵐の活動休止後も、休業中の大野智以外のメンバーは大活躍をしている。その中でも、俳優としてさまざまな話題作に出演しているのが二宮和也だ。俳優以外にもバラエティ番組、さらにソロ歌手としてアルバム「○○と二宮と」を発売するなど、多方面で精力的な活動を展開している。
さらに、YouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」では、後輩たちを従えてさまざまな企画に挑戦し、こちらも人気だ。
「忙しい中でも、二宮を始め各メンバーが参加して動画を制作しています。Sexy Zoneの菊池風磨も、Hey! Say! JUMPの山田涼介も仕事が忙しく、最近ではほとんどが深夜に動画撮影されているとか。編集作業も担当しているKAT-TUNの中丸雄一もレギュラー番組などで多忙になり、メンバーは寝る時間を削って動画配信を行っているようです」(スポーツ紙記者)
そのかいあってか、8月現在ではチャンネル登録者数は339万人を突破。今年の「24時間テレビ」(日本テレビ系)のメインパーソナリティをジャにのちゃんねるのメンバーが務めることもあり、年内には500万人に迫るのではないかと言われている。
「現在は各メンバーのファンが中心に登録していますが、『24時間テレビ』に参加してコラボ企画などもすることで、一般層にもチャンネルが認知されます。24時間にわたってテレビで宣伝されるようなものですから、ほかのYouTuberではマネできない芸当です。芸能人がYouTubeへ進出したことで動画再生数が落ちている有名YouTuberが多い中で、『ジャにのちゃんねる』の躍進は最後のトドメを刺す形になりそうです」(民放局関係者)
これまでは、独自のコミュニティで再生数を稼いできたYouTuberたち。しかし、芸能人やテレビプロデューサーなどが参入してきたことで、状況は一変しているようだ。
「YouTuberは再生数に応じた広告のほかに、商品を提供され宣伝するタイアップ企画で稼いでいました。しかし、ここ最近の流れでは広告を出すクライアントから、YouTuberよりも芸能人を起用したいという要望が多くなっているようです。特に最近ではYouTuberが不祥事を起こすことが多く、事務所が管理している芸能人が安全だと再認識されています。特に、『ジャにのちゃんねる』をはじめ、ジャニーズ関連のチャンネルには常に問い合わせがあるようで、YouTuberたちは再生数と収益の激減に悩まされているようです」(前出・スポーツ紙記者)
そんな中、やはり大きな打撃を受けそうなのが、イケメンYouTuber集団として有名なコムドットだ。
「コムドットと『ジャにのちゃんねる』の企画は似ているものもありますし、ファンの食い合いに発展しています。また、コムドットはコンビニで騒音トラブルを起こしたり、未成年時の飲酒喫煙などトラブルが報じられたりと印象も悪くなっていました。
そんなところにファッション誌『VOGUE GIRL JAPAN』が企画したCHANELの香水とのコラボで大炎上することに。高級ブランドであるCHANELのイメージに合わないと、ブランドのファンがSNSで一斉に今後の購入を辞めるなどと表明し出したのです。クライアントも、コムドットと組むなら『ジャにのちゃんねる』と組みたいと動き始めています」(女性誌記者)
さらに、コムドットの過去の発言がジャニーズファンを怒らせる事態にも発展している。
「コムドットが過去にSMAPや嵐のような国民的人気を目指していると発言したインタビューが悪意ある形で切り取られ拡散しているんです。これを受けて、SMAPやほかのジャニーズグループのファンも『ジャにのちゃんねる』に協力しようという動きが出始めています。これまでは、YouTubeでイケメンビジネスと言えばコムドットでしたが、その人気が急落する恐れがあります」(前出・女性誌記者)
8月24日に発売される女性誌「anan」の表紙を飾ることが発表され、そのビジュアルの完成度で改めて“一般人”のコムドットとの差を見せつけている「ジャにのちゃんねる」メンバー。
YouTubeのイケメンビジネスも、やはりジャニーズ事務所が制覇してしまうことになりそうだ。
(渡邊伸明)