堂本剛があの名曲「愛のかたまり」作詞秘話を告白でまた出た「あの女優の影」

 今年5月にCDデビュー25周年を迎えたKinKi Kids。ジャニーズアイドルとしてのファンだけでなく、多くの人々から「琴線に触れる名曲」と呼ばれている曲の存在をご存じだろうか。2001年11月にリリースされた彼らの13枚目のシングル「Hey!みんな元気かい?」のカップリング曲「愛のかたまり」がそれだ。

 作曲・堂本光一、作詞・堂本剛の女性目線によるラブソングで、同年4月に剛と女優の山口紗弥加の熱愛報道があったことから、剛が山口をモデルに作詞したのではないかとの憶測はいまだに消えていない。しかし、リリースから21年経った今、剛が「愛のかたまり」作詞の背景に言及したことで再度ざわめきが起きているのだ。

 NHK・BSプレミアムの人気音楽番組「The Covers」では、8月7日、14日の2週にわたり「KinKi Kids ナイト!」を放送。14日放送回ではMCのリリー・フランキーが、悲しいことがあったばかりで情緒不安定のため、「愛のかたまり」を聞いたら泣きそうだと独特な表現で称賛。また、20年前にこの詞・曲で歌うことは早熟だとコメント。それを受けて剛が当時のことを述懐したのだ。

「当時、僕あの、なんか太宰治さんの小説を読んでたんですよ。太宰治読んでると、なんかちょっと暗い感じとか、“人を愛しています”っていうことをカラッと言うわけではなくて、なんかこう、じっくりじわじわじわじわ、愛しているということを説明するような表現が多くて。これってでも、一歩間違えるとちょっと怖いかもしれないけど、でも本当に好きってこういうことなのかなみたいな」と、太宰治に影響を受けて作詞をしたと説明。さらに「なんかたぶん、まぁ若かったのもあるし。でもホントに人のことを好きになった時の、なんかその“暴走してしまう自分”みたいなものも、なんかここに込めたかったんだと思うんですよね。本当に自分を見失うぐらい人を好きになってしまったら、ちょっとこういう感じかも、みたいな雰囲気だったりとか。そういうのを投影した結果、冷静に文字で読むとかなり怖いですけどねぇ」と結んだのだ。

「ネット上では、太宰治の名前を挙げてはいるものの、やはり山口紗弥加の影が見えるという声があるようです。20年近く経った過去の恋愛とはいえ、ファンは穏やかな気持ちではいられないのでしょう」(女性誌記者)

 ハッピーなラブソングのはずなのに切ない気持ちになる「愛のかたまり」。40代となったKinKi Kidsにはもう「暴走してしまう自分」はいないのだろうか。

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