今から36年前に連ドラとして放送スタートした「あぶない刑事」(日本テレビ系)。70代になってもダンディな舘ひろしと柴田恭兵演じる「タカとユージ」が映画となって還ってくる。最新作は、神奈川県警港警察署を定年退職し、ニュージーランドで探偵事務所を開いた鷹山敏樹(舘)と大下勇次(柴田)が、日本で発生した事件の解決のために呼び戻されるという展開だという。
1986年10月にテレビシリーズ第1作「あぶない刑事」が放送されたが、当初は2クール半年間の放送を予定していた。しかし、たちまち大人気となり1年間の放送に変更。1988年にはテレビシリーズ第2作が2クール放送。これまでに7本も映画化されている。シリーズ完結作として2016年1月に映画「さらばあぶない刑事」が公開されたが、そのPR会見で柴田が「何年後かに“さらば”と言ったけど、(2人が)ボケないうちに『あぶない刑事』をやるんじゃないか」と冗談交じりにコメント。まさにその通りとなった。
「劇場版計7作品の総興行収入はおよそ100億円と言われています。また、3Dインクジェット印刷を駆使したタカ&ユージのフィギュア付きBlu‐ray BOXが完全予約販売で9月14日に発売されますが、およそ4万円という高額商品でありながら売れ行きは好調なのだとか。ネット上では『高齢者が映画館に集まりそう』『40歳です。中2の時にあぶ刑事が始まり、それからずっと舘ひろしのファンです。映画館ではおそらく私は若いほうだと思います』『勢いで作って自爆するような若手主役のにわか映画より、確実に採算取れるコンテンツ』といった声があがっています」(女性誌記者)
先日放送された「24時間テレビ45」(日本テレビ系)でも、現在24歳の王林が「小学生の頃から舘ひろしの大ファン」であることから同番組で初めての対面を果たし、映画「さらばあぶない刑事」で舘が使用したサングラスをもらい大感激。「あぶない刑事」の魅力が若い女性層に広がれば、イケオジならぬ“イケ爺”探偵ドラマとしてまだまだ続いていきそうだ。