「これはかなりのバルスだなって」。お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が人生初の育児を独特の表現で説明した。
8月、妻で女優・蒼井優との間に第一子の女児をもうけた山里。9月13日放送のラジオ番組「赤江珠緒 たまむすび」(TBS系)では「俺、初めて体験したの、ワンオペってやつを」と切り出し、生まれたばかりの赤ん坊の世話をすることがいかに大変かが身に染みてわかったという。
山里の初ワンオペは、蒼井に外出の用事があったことで代わりに担当。時間にして2時間程度だったというが、心身ともに疲れ果て、「一生家で“疲れた”って言わないって思った」と普段の蒼井の奮闘を労った。
続けて、「これを2時間の何倍もやってる人間の前で“疲れたヅラ”したら、エライこっちゃと。丸めた靴下を伸ばさなきゃいけないとかあるけど、この作業(子供の世話)と同時進行しながら靴下クルンはそりゃ大変だ」と、その苦労を語った。また、「俺も言ったことないし、怒られたこともないけど、『俺も外で仕事してきてるんだよ』って言ったりすると揉めるっていろんなところで聞いてたからさ。これはかなりのバルスだなって」とも述べ、“地雷ワード”を口にしないよう気を引き締めたようだった。
これを受け、「それは私も思った」と返したのは娘を育てる母で、同番組パーソナリティ・赤江珠緒。「正直、今まで仕事しかしてない人間だったから、仕事の質がね。あっちは生まれたての赤子じゃない。なんかあったら死ぬと。自分が目を離したら。か弱いじゃない、生物として。それをずっと命を守って気を張ってる状態の仕事はまた違うよね」と、仕事と育児では異なる緊張感があると指摘し、「でも、すごいよ。自分で気付いたのは立派」と山里の学びを称賛した。
「ほかにも山里は、洗濯物を干している間に突然子供が泣き出し、一旦作業を中断して急いで駆け寄ると、『ミルク作ってあげて、オムツ替えて、洗濯物を干しに行って』とバタバタな育児現場を回想。改めて蒼井への感謝の気持ちを語ると、その思いやりに満ちた言葉に、世間の女性からは『ほんっとに素直でいい人!』『男の人がこうやって声に出してくれると救われる』『私も山ちゃんみたいな最高の旦那さんがよかった』『これはいちばん夫婦で共感してほしい感覚ですよね』『もっとたくさんいろんなところで発信してほしいです』などの反応が並ぶことに。世の男性が軽視しがちな女性の家庭内での苦労を肌で感じ、ラジオから言葉で発信したことを絶賛する人が多かったです」(テレビ誌ライター)
なお、山里にとっては1年ほど先輩にあたる千鳥・ノブは、かつて深夜2時にサバンナ・高橋茂雄を連れて帰宅し、寝ていた妻に「おい! 高橋さん来てんねんから、タラコ炙れや!」と酒のアテを作るよう命令。事前に連絡すら入れずに芸人仲間を招き、妻を起こしてタラコを炙らせるという暴挙がバラエティ番組内で明かされ、大炎上した。
山里がノブの二の舞とならないよう、いつまでも初心を忘れずにいてくれることを願いたいところだ。
(木村慎吾)