モデルでタレントの藤田ニコルが9月18日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)に生出演し、情報番組における“スゴいネタばらし”な発言で話題となっている。
番組ではMCのお笑いコンビ・爆笑問題の太田光に集まる批判について紹介。およそ2カ月にわたり、旧統一教会と政治家のつながりについて報じる中、同団体を擁護するような発言を繰り返してきたことに対し、SNSでは「#太田光をテレビに出すな」とのワードがトレンド入りする事態に発展していた。
これに太田は、生放送での限られた時間内で自らの考えを伝えることの難しさを口にすると、コメンテーターとして出演した藤田もこれに共感。「そもそも生放送って難しいじゃないですか。私なんて生放送怖いから、何も喋りたくないんです。喋りたくないけど、お仕事をもらって、今ここに座っているから、喋りたくない政治のことだって、喋りたくないけど、喋らなきゃいけない」と心情を吐露。
この藤田の告白を受け、太田は笑いながら「スゴいネタばらしだな」と反応すると、再び藤田は「興味ない時もあります。でも、喋んなきゃいけないから喋ってる。だから、太田さんは凄いと思う」と語っていた。
藤田がコメンテーターとしての葛藤を漏らしたのはこれが初めてではない。昨年3月21日放送の同番組では、メッセージアプリ「LINE」のユーザー情報が中国で閲覧可能な状態となっていたトラブルを取り上げ、藤田にコメントが求められた。これに彼女は「中国の人にもし情報が漏れてても、(日本語が)読めなかったらよくて、逆に日本の週刊誌とか、日本の誰かに見られるほうが嫌です」と私見を述べた。
「この藤田のコメントには“的外れにも程がある”として『問題の本質がわかっていない』『さすがにバカすぎる意見』などのヤジが殺到。普段から自分の名前をエゴサーチしていることで知られる藤田は、生放送翌日のツイッターで、『ニュース系の番組で質問されたから答えたりするのだけど。そんなにこいつ間違ってる! とか馬鹿か! とかわざわざ攻撃しなくても。。自信満々に私はこうだと思いますって発言してたらあれだけど。コメンテーターって難しいよね。みんな意見は違うし、。自分の事コメンテーターだとも思った事ないけど』とボヤき、多くの批判があることに対するストレスを語りました。
その後も『そんなに私なんかに腹を立ててわざわざ攻撃してくる人は自分も同じステージに立って思ってる事発言すればいいんじゃないかな?(すいません)』とつぶやき、後に一連のツイートを削除していました」(芸能ライター)
編集できない生放送でのコメンテーターという仕事に苦手意識があることが十分に伝わったが、今回の「喋りたくないけど、仕事だから喋ってる」との半ば開き直り発言にも「お金もらってる仕事なんだから勉強すればいいだけの話では?」「そんなにイヤイヤで不満があるならオファーを断ってください」「気持ちはわからんでもないが、仕事の愚痴を生放送で言っているようなもの」といった指摘が寄せられている。
全国放送の老舗番組「サンデー・ジャポン」では、限られたスタジオのコメンテーター枠を多くのタレントたちが争っており、“イヤイヤ”な藤田の登場回数は今後減っていくかもしれない?
(木村慎吾)