ジャニーズ事務所きっての“王子様キャラ”であるKinKi Kidsの堂本光一が「日経エンタテインメント！」で連載している「エンタテイナーの条件」の9月号に寄せた「加速するリスクヘッジ、減速するクリエイティビティー」が反響を呼んでいる。
「ジャニーズ事務所のタレントというだけで媚びを売られてきた身」と自身を表現。さらに「日本の芸能界は純粋な実力社会ではありません」と明言。「作る側もそうですし、見る側も、実力主義を求めない。作品を楽しもうとするより、『あの人が出てるから見る』という考えの人のほうがまだまだ圧倒的に多い」と考察しているのだ。
「光一はデビュー当時から冷静に自分を客観視する目を持ち続けています。だからこそ“王子様”というニーズに応えられるのです。光一のストイックさは“ジャニーズとしての恩恵”と“自身の実力”の差を埋めるために生まれたようなもの。そうした光一の姿勢は事務所の中でも有名ですが“辛口おじさん”としても有名です。SMAPの解散問題や派閥争いに関して聞かれることが増え“そんなことに関与している時間があったら芸を磨きたい”と本音をぶちまけたいところを、何とかこの連載で言葉を選びながら訴えているのが現状なんです」（芸能事務所関係者）
顔も知らない人にネットで叩かれてもまったく気にならないとも書いている光一。このメンタルの強さが現在の日本人には必要だろう。
