女優の生田絵梨花が映画「Dr.コトー診療所」に看護師役として出演することが9月26日、公式サイトで発表された。
同作品は漫画家・山田貴敏氏による同名漫画が原作で、03年に俳優の吉岡秀隆主演で初ドラマ化。06年に第2期が制作されて以来、16年ぶりの続編となる。
生田はシリーズ初出演で主人公のコトーとともに長年、診療所を支えてきた看護師の彩佳(柴咲コウ)に憧れて看護師になり、診療所で働く西野那美役を務める。
出演について生田は、「実際に島の景色を目の当たりにした時、とても綺麗で感動し、『Dr.コトー診療所』という作品の世界観に参加している喜びを噛みしめていました」と語りつつ、「命と人間そのものを描いているところがこの作品の魅力なんだと撮影を通して改めて感じました」とコメント。ドラマ版から引き続き出演する柴咲も「現場での生田さんは、とても社交的で気さくにお話してくれる方なので、長い待ち時間でもみんなでお話しできるのが楽しみでした。彩佳を演じていて、那美ちゃんとは親子ほど離れてないし、姉妹ほど近くない、ちょうどいい距離感があり、那美ちゃんの学ぼうという向上心と溌剌としたキャラクターにすごく頼もしさを感じていました」と期待を寄せるコメントを公開した。
ネット上では、《生田絵梨花さん大歓迎》《作品ファンの私としては作品の雰囲気を壊さないキャスティングだと思いました》《乃木坂からずっと応援してきてよかったです》など喜びの声も多かったが、一部では《蒼井優は出ないのか》という意見も。
「蒼井はドラマ第2期からの参加で、生田と同じく診療所で働く看護師の役でした。今回メインとして出演がなかったのは映画のクランクイン当時、妊娠中だったからのようです。映画のクランクインは今年6月中旬で、蒼井は2月に妊娠を発表。夏頃に出産予定と発表していたので、撮影に参加するのは難しかったと思われます。また、生田が抜てきされたのは、16年ぶりの続編ということも大きいようです。ドラマのオリジナルメンバーだけでは新鮮味がなく、古い作品を映画にするには当然“若返り”が必要。生田は乃木坂46卒業前からミュージカルで頭角を現し、卒業後はドラマ、映画、音楽番組のMCなど活躍が目覚ましく、演技力にも定評があります。キャスティングとしては最適と言えるのではないでしょうか」(芸能記者)
生田が懐かしい作品にどのような新しい風を吹かせてくれるか期待だ。
(柏原廉)