転職の際、求人広告のキャッチフレーズを見て興味を持ったものの、入社してみたら「イメージとはかけ離れていた」という経験はありませんか? それが会社の雰囲気ならまだいいけど、給与や待遇、評価に関わるものだと、働き続けられるか不安になってしまいますよね。
識学が3年以内に転職を経験した20~50代の男女1,000名を対象に実施した『転職による幸福度の実態に関する調査』によると、転職後に「後悔・失敗したと思ったことがある」との回答は59.7%。その理由として、「給与が思ったより低かったから」で34.7%、次いで「組織の風土が合わなかったから」が22.8%でした。実態が違った転職サービスのうたい文句としては「やりがいのある仕事」と「成長できる環境」が多く、20%を超える結果になっていました。
転職希望者の真の不安や期待に寄り添えていないという問題に取り組んでいる識学はこの結果を受け、「満足度が低く後悔を感じるような会社の多くは、給与と連動する評価制度が曖昧であることが分かっている」ことから、「ルールや文化が明文化されているか確認する」「面接時に率直に聞く」などの対策を勧めています。
また、SNSや掲示板などのネット上には女性たちの転職体験談がありますが、「面接官の態度が悪い・おかしい質問をしてくるところは避けたほうがいい」「賞与支給が嘘だったこともあるから確認が必要」といった対策も多く挙がっています。
リモート面接が一般的になっている昨今はとくに、求人広告の魅力的な文句に惑わされず、一度冷静になって、給与面や待遇面、評価制度を入念に確認しておいたほうがよさそうですね。