国民的人気グループのSMAPが、今年の12月31日をもって解散することが正式に発表され、ファンならずとも動揺が広がっている。
事の始まりは1月13日、一部スポーツ紙で解散問題と一部メンバーの独立の可能性が報じられたことからだ。
この騒動に対して、SMAPメンバーは同月18日に「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)に5人そろって生出演し、グループの存続を発表。5月には、ジャニー喜多川社長も解散を否定し、6月にはファン向けの会報誌でメンバーから解散が否定された。そんな矢先での今回の正式解散の発表に、ファンならずとも肩を落としている人は多いだろう。
25年も続いたグループが、中居正広、木村拓哉と稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾という2対3の図式で分裂してしまったのはなぜだろうか? 芸能ジャーナリストが話す。
「中居と木村は、マネジャーだったI氏に信頼を寄せるも、ビジネスライクな関係でした。ですが、香取はI氏を姉とも母とも慕っている。稲垣は、2001年8月に道交法違反、公務執行妨害の容疑で現行犯逮捕された後、起訴猶予(不起訴)処分となったが、02年1月14日まで約5カ月間芸能活動を自粛。また、草なぎは2009年4月、公然わいせつの現行犯で逮捕され、約1カ月間芸能活動を自粛しました。この間、2人を精神的にサポートしたのがI氏。マネジャーとしては当然のことなのですが、2人がI氏に寄せる信頼と感謝は、他の3人とはまた少し違うんです。だから、稲垣、草なぎ、香取は、どうしてもI氏を守りたかったんですよ」
I氏への強い思いが“グループ分断”の根本になったとするならば、あまりにも皮肉な話である。