ファンからすれば、うれしすぎるニュースであることは間違いないが、テレビ界にとってはさらなる苦境の始まりとなるのかも?
9月29日、ジャニーズJr.グループのTravis Japanが全世界でメジャーデビューすることが発表された。ユニバーサルミュージックグループ傘下で、世界大手の米レコードレーベル「キャピトル・レコード」と契約し、10月28日にデビュー曲が世界配信されるという。
「2012年に9人組で結成された同グループは、メンバーの入れ替えが頻繁にあるなどしたこともあり、なかなかメジャーデビューに至らず、3つ巴と呼ばれたSixTONES、Snow Manに先を越されてしまった。ついに念願がかなったことで、ファンからも祝福の声が鳴りやまない状況です」(芸能ライター)
しかし、Travis Japanといえばメンバーの平均年齢25.4歳。ジャニーズJr.歴は全メンバー11年以上という“ベテラン”でもある。
「ジャニーズ事務所は2023年3月からJr.の『22歳定年制度』を導入することを発表しています。Jr.グループでは、HiHi jets、美 少年、Aぇ!group、7 MEN 侍など人気グループが控えており、多くのジャニーズファンの関心は“次にデビューするグループ”の方に集まっています。そのため、『トラジャ放置したまま他のグループをデビューさせるわけにはいかなかったからね』『デビューの仕方あっさりすぎて事務所が今までの彼らの努力を踏みにじってる感じが否めない』と、素直に喜べないファンもいるようです」(芸能ライター)
こうなってくると、2023年3月までにジャニーズJr.グループのデビューラッシュとなる可能性もあるが、テレビ関係者はこう眉をひそめる。
「確かに、最近デビューした次世代グループはいずれもCDセールスこそ好調ですが、個人の仕事となるとなにわ男子・道枝駿佑は主演ドラマ『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)が大爆死。ジャニーズ一押しと言われるKing & Prince・永瀬廉の初主演ドラマ『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(日本テレビ系)に至っては視聴率3%台と目も当てられなかった。またHey!Say!JUMP・中島裕翔が主演を務めたドラマ『純愛ディソナンス』(フジテレビ系)も最終話の視聴率が3.9%を記録。中堅グループですら一般層への知名度や人気がまったく追いつていない状況です。すでにジャニーズだらけのドラマ界で、さらなる若手グループメンバーをジャニーズへの忖度で起用しなければならなくなると、テレビ界は持たなくなるでしょうね」
Travis Japanのデビューが、間接的にテレビ離れの引き金となってしまうのか…!?