松田美由紀の長女で、俳優・松田龍平と松田翔太を兄に持つタレントの松田ゆう姫が10月5日、「5時に夢中!」(TOKYO MX)に出演。目下、“親バカ人事”だとして物議を醸している政界のコネについて持論を展開した。
政府は10月4日、岸田文雄首相が長男・岸田翔太郎氏を政務の秘書官に起用することを決めたと発表。松野博一官房長官が同日の会見で語ったところによれば、「人事は本人の人格、識見を踏まえ、適材適所の考え方でおこなっている」という。
巷では、自民党のゴタゴタが続く中での“長男優遇”に対して厳しい声が出ているが、松田は「岸田さんの支持率が下がっているから余計にこう言ってくるメディアはいると思う」としつつ、「2世で側近でみたいな感じになると、こういう風に言われがちだけど、コネクションは1回きりしか使えない」と指摘した。
また、今回の一件に限らず「大なり小なり、私たち全員がそういうコネクションをどこかしら持っていて、使いたい時に使っていると思うんですよね」とも語る松田。「でも、それは1回きりしか使えなくて、息子さんだから注目度が上がって、いろいろなことを書かれることも多いだろうし、自分のやっていることが表に出ると自覚すると、プレッシャーも高くなる。でも、その分、しっかりやってくれるんじゃないかというのは期待したいところ。ここからは自分次第だから」と、今後の活躍に期待を寄せていた。
現在31歳の翔太郎氏は慶應大学法学部を卒業後、総合商社に入社し、20年3月より岸田事務所で公設秘書を担当。政界では2年半のキャリアがあることになる。しかし、現在の岸田内閣の状況が状況だけに、「今息子を秘書に指名したら、能力以前に批判されそうだとは思わないのだろうか」「岸田さんは機を見ることが出来ない人だな」などの声が…。
「“親族のコネ”に関しては他人事ではない松田による『全員がどこかでコネを使っている』『コネは1回きり』などのコメントには、『パパの特大なコネは1回きりかもしれないけど、お母さんだのお兄ちゃんだの伯母さんだの、いろいろ使ってるじゃん』『政治家のコネは何度でも使えます。権力を持っている限り』『自分が2世で強力なコネを使っているからといって、誰もがコネを持っているかと思ったら大間違い』などの反発が上がっています。誰よりも“コネ”について語る資格がある松田ですが、その特権を1回も使ったことがない人たちにとっては、納得できない発言内容だったといえるでしょう」(テレビ誌ライター)
もっとも、「ここからは自分次第」との言葉は、翔太郎氏にとっても非常に共感できるものだったに違いない。
(木村慎吾)