トラブル発覚から3カ月が経った今も、「消えた3億4000万円」の行方はわかっていないという。お笑いコンビ・TKOの木本武宏が総額6億円以上の被害を出した騒動の近況を語っている。
木本は今年7月、多くの後輩芸人を巻き込んだ多額の投資トラブルが報じられ、全てのレギュラー番組を降板し、デビュー当時から在籍した松竹芸能も退所。本人は後輩への返金のために奔走しているというが、いまだに全額返済のメドは立っていないのが実状のようだ。
10月10日配信の記事で、FRIDAYは「8月下旬の夜11時過ぎ、六本木の隠れ家バーから現れた」という木本を直撃。現在は「自宅待機」せざるを得ない状況下で、「収入も全然ない」という。
また、同誌は木本の投資先が「自称FXトレーダーA氏」と「元芸能関係者のB氏」の両名で、前者に1億円以上、後者には5億円ものお金を預けたと説明。現時点で返済されているのは、B氏への不動産投資の内の「1億6000万円だけ」で、同誌からの「消えた3億4000万円は何に使われたのでしょうか?」との質問に、木本は「そこは本当に現在あらゆる手段で調べているところです」と答えた。
一方、木本は、後輩芸人を含めた知人らには、「A氏、B氏を紹介しただけ」で、手数料などは一切受け取らず、投資を無理強いしたこともないとのことだ。
木本によると、FXトレーダーのA氏に預けた1億円はすでに「横流ししてしまったと本人から告白されました」といい、8月の時点で訴訟を視野に入れて交渉中とされている。さらに、B氏による3億4000万円の返済計画についても、連帯保証人を付けることを要求するも、その返答はナシ。「ずっと信じて待っていたのですが」と語る木本は「法的措置を考えなきゃあかんかなと思っています」と嘆いている。
「つまり、投資トラブルを報じられた7月から3カ月が経過した今も、返済された1億6000万円から先の展開は滞ったままで、会見を開きたくても開けないという状況が続いているのです。しかも、本人はすでに松竹を退所した上に、収入源だった全レギュラー番組からも降板しているため、自宅待機するほかありません。まだまだ解決に向けて長い時間がかかりそうな木本に対し、ネット上では『被害届を出せない事情があるの?』『仕事すぐ辞めるとかも全部計画性がない』『法的措置までの経緯が呑気すぎませんか?』との呆れ声や、『バーに行く金あるなら少しでも返済に回せよ』『自宅待機してないで働けば?』などの指摘もあがっています。9月29日配信の『NEWSポストセブン』記事によれば、木本はアルバイトに汗を流し、生活費を工面しているといいますが、最低限、松竹には在籍しておくべきだったとの声は少なくないですね」(テレビ誌ライター)
今の木本にとって、最も心が落ち着く場所は隠れ家バーなのかもしれない。
(木村慎吾)