俳優の生瀬勝久が10月11日放送の「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)に出演し、番組MCのお笑いタレント・明石家さんまが若手女優を泣かせた“トランプ事件”を振り返った。
この日の放送では、さんまがバラエティ番組などで共演者に与える“圧の強さ”にまつわるエピソードが次々と告発されることに。中でも、生瀬が舞台でさんまと共演した際に起きたという騒動には一同が騒然となった。
生瀬は「20年前なんで、もう時効なんですけど」と語り出し、「本番30分前にみんなでトランプをやってたんですよ。若い女優さんがいて、その方が1人で勝っちゃったんですね。そしたら、さんまさんが急に『へっ! ズルしたら勝てるわな』って言い出したんです」と説明した。
さんまからの指摘を受け、その若手女優は「してませんよ~」と否定するも、「いやいや、ズルやんか」と2人の言い合いが勃発。生瀬によると、そもそもインチキできてしまうようなトランプのゲーム内容ではなかったというが、そこから延々とさんまの「ズルしたら勝てるわ」とのヤジが続き、「で、(女優が)泣いちゃって。楽屋から出てこなくなったんですよ」と明かした。
当時興じていたゲームは大富豪で、さんまは「あまりにも強かった」という彼女に疑念を抱き、軽いジョークのつもりでイジってしまったと告白。その後、女優は楽屋から頑なに出てこず、舞台への出演も拒否。さんまは監督から謝罪を促されたという。
番組ではその若手女優の名前を出すことはなかったが、2012年12月放送の「さんま&SMAP!美女と野獣のクリスマススペシャル」(日本テレビ系)では、00年の舞台「七人ぐらいの兵士」でさんまと共演した女優・一色紗英がスタジオに登場。休憩中に大富豪で連戦連勝をした結果、さんまから激怒され「インチキしたやろ! そんな顔して腹の中は真っ黒の汚い女や!」と罵倒されたと暴露している。一色は、そんな騒動があったにもかかわらず「舞台の袖から(さんまが)私にウインクしたんです!」ともぶっちゃけていた。
「生瀬の記憶によると、さんまがあまり好んでいたわけではない舞台のオファーを了承した理由を『女優と共演できることが狙い』だったのだとか。トランプ事件の執拗なイジりは、さんま流の一色へのアプローチだったのかもしれません」(テレビ誌ライター)
舞台出演時は23歳で、絶世の美人女優としてもてはやされていた一色だったが、その美貌が故に、お笑い怪獣からロックオンされていたのかもしれない。
(木村慎吾)