筋肉をしなやかにして可動域を広げることができるストレッチは、姿勢の改善や代謝アップ効果が期待でき、ダイエットにもオススメしたい運動のひとつです。しかし、間違った方法で続けると、筋肉や靭帯を傷めてしまう可能性があります。とくに、次のようなやり方は避けるようにしましょう。
■筋肉を意識し過ぎる
筋トレをする際には「刺激している部分をしっかり意識して」と言われますが、ストレッチは筋肉を緊張させるのではなく緩めてリラックスした状態で行うため、筋肉に強く意識を向けるのではなく、呼吸を止めないで続けることに意識を向けてください。
■無理に柔らかくしようとする
ストレッチの強度は“痛気持ちいい”が目安です。反動をつけて無理に伸ばしてしまうと、筋肉や靭帯を痛めてしまう場合があるので要注意。心地よい力加減で、ゆっくりと伸ばすようにしましょう。無理に可動域を広げとうとしたり、捻じったりしないでくださいね。可動域は続けることで少しずつ広がっていくものです。
■呼吸を止める
呼吸を止めると筋肉が緊張状態になりやすく、無理に力が入りやすくなります。ストレッチの方法やポーズに気を取られるとついつい息を止めてしまうという場合は、声に出して「1、2、3……」とカウントしてください。息を吐けば自然と吸うため、呼吸を続けやすくなりますよ。苦しくて声が出せないという場合は、力を入れ過ぎている可能性があります。
心地よい力加減でじんわりと伸ばしていくことが、体に負担をかけずに可動域を広げるコツです。張り切り過ぎず、リラックスすることに意識を向けて取り組んでくださいね。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)