ワイドショーなどでも取り上げられる“ゴミ屋敷問題”。「仕事が忙しいから」「高齢だから」などの理由で手がつけられないほど家中を覆い尽くすゴミの山。そんな人たちに寄り添い、真摯にゴミ清掃を行っているのがYouTubeチャンネル、ゴミ屋敷専門パートナーズだ。
ゴミ屋敷専門パートナーズは、大阪に本社があるゴミ清掃会社。兵庫、京都、埼玉に支社を置き、主に関西圏を中心に業務を行っている。現在登録者数16.5万人。2020年12月30日にアップした「40代女性からのご依頼【1LDKにゴミ袋300袋以上】」の動画では、ダブルワークで忙しくて片付けやゴミ出しに手が回らないという女性の部屋を清掃。膨大な食べ残しや飲み残しがあり、ゴキブリも大量に発生している中でも躊躇せず、近所への配慮も怠らず代表の石田毅氏が解説しながら清掃を進めていく。彼は、作業中“ゴミ”とは決して言わず“お荷物”と説明。こういった配慮が、プロとして思いやりがあると好評なのだ。
こちらでは、8名で5時間半の作業を行いトラック5台分のゴミが集まった。ちなみに、この量のゴミを清掃して金額は税込み39万円。この仕事量でこの額は破格と言える。さらに、このチャンネルでは多頭飼いで飼育崩壊した家の清掃も行っており2020年9月14日には「10匹以上、一軒家の猫屋敷!ねこちゃんをケアしながら6名7時間の過酷な作業【毛と匂いの戦い】」では、困難な作業をすすめる様子をアップしている。
「代表の石田氏は、動物保護にも熱心な人物。去年の12月31日には動物保護活動しているYouTubeチャンネル『【リアル犬猫保護活動】にゃいどるはーと』とコラボして大量のキャットフードを寄付。また、同年5月14日にアップした動画では、コロナ禍の影響でブリーダー等の多頭飼育が崩壊している現状を憂いて『人助けや動物などを助けたい。社会貢献ができる会社にしたい』と宣言しています」(芸能ライター)
ゴミ屋敷清掃を通じて、人だけでなく動物保護にまで思いを寄せる、ゴミ屋敷専門パートナーズ。石田氏の思いは、殺伐とした世の中に一石を投じることになりそうだ。
(窪田史朗)