あなたの防災意識のレベル、どのくらいだと思いますか? 簡易チェックをしてみましょう。
□自分の居住地のハザードマップを定期的にチェックしている
□自分の居住エリアの災害時の避難場所を把握している
□災害発生時に備えた水や食料の備蓄をしている
□災害発生時に備えた非常持ち出し袋の準備をしている
□官公庁・自治体や報道機関等による災害情報通知に登録している
□災害発生時の家族との連絡手段や集合場所などを決めている
□家具等の転倒防止対策を行っている
これらの項目それぞれについて、「非常にあてはまる=4点」「まああてはまる=3点」「あまりあてはまらない=2点」「まったくあてはまらない=1点」と点数をつけ、合計額を出してみてください。
実はこれ、ソニー損保が全国1,100の持家家庭を対象に実施した『災害リスクと火災保険に関する意識調査』の問いの一つなんです。
地域別に統計を取ったところ、ベスト3は「関東地方(18.18点)」、「東北地方(18.02点)」、「東海地方(17.90点)」という結果になったそうです。あなたの点数がもし18点前後なら、全国最高水準に達しているということですね。
この調査は2020年と2021年にも同様に実施しており、東海地方は2020年の調査開始以来3年連続、関東地方は2年連続のランクインで、継続的に意識が高いようです。
反対に、ワースト3は「中国地方(16.48点)」、「北陸地方(16.49点)」、「沖縄地方(16.57点)」となっていたので、16点以下なら要注意かもしれません。
また、セコムが2022年8月に全国の20歳以上の男女500人を対象に実施した『防災に関する意識調査』では、約9割の人が災害への危機意識を持っていることが判明。しかし、実際に何らかの「防災対策をしている」と答えた人は47.0%と、全体の半数以下にとどまったそう。危機意識はあるものの、なかなか実践にはつながっていないようです。
防災対策をしていると答えた人に、具体的な対策の内容について尋ねると、「一定量の食料・生活用品の日常的な備蓄(ローリングストック)」が61.7%、「防災リュック(非常持ち出し袋)の用意」が51.5%、「ハザードマップの確認」が45.5%でした。防災意識のレベルが低いと感じている人は、最低限これらのことを行っておくとよいのではないでしょうか。