新海誠監督の新作アニメーション映画「すずめの戸締まり」の完成披露試写会が10月15日に開催され、神木隆之介が声優として参加することが発表された。
11月11日公開の同作は新海監督の3年ぶりとなる新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描く現代の冒険物語だ。ヒロインの岩戸鈴芽役は女優の原菜乃華、「閉じ師」の青年・宗像草太役はアイドルグループ・SixTONESの松村北斗が演じるほか、深津絵里、染谷将太、伊藤沙莉、花瀬琴音、花澤香菜、松本白鸚などの出演が発表された。神木は草太の友人である芹澤朋也役を演じる。公式サイトによると芹澤は、口ぶりや振る舞いは乱暴だが友達思いの青年というキャラクターだとか。
ネット上では神木のキャスティングについて、《瀧くんとは全くの別人役で出るのか》《神木隆之介と新海誠、もうセットになってるやん》《声優上手いよね。観に行く》など新海作品の常連となっていることを指摘する声や出演に期待する声が続出した。
「神木は新海監督による16年の映画『君の名は。』で主人公の立花瀧役を演じ、次作の19年の映画『天気の子』でも同じ役を短いシーンですが演じているので、深海作品への出演は今回が3作目となります。それだけでなく神木は名だたるアニメーション監督が手掛ける映画に多数出演しており、宮崎駿監督関連の作品では01年の『千と千尋の神隠し』、04年の『ハウルの動く城』、06年の短編作品『ノナ』、宮崎監督が脚本を担当した10年の『借りぐらしのアリエッティ』など計4作品。さらに細田守監督の作品では09年の『サマーウォーズ』、庵野秀明監督の作品には21年の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』があります」(芸能記者)
俳優としての活躍は言わずもがな、アニメーションの巨匠たちにも愛される声優と言えそうだ。
(柏原廉)