かねてより「YouTubeは敵」と語ってきたお笑い芸人の明石家さんまだが、YouTubeに出演しないというポリシーをより強固なものにしたのは、人気YouTuber・ヒカルの言葉がキッカケだったという。
さんまは、10月29日放送の「ワルイコあつまれ 秋の大感謝祭SP」(NHK Eテレ)に出演。記者に扮した“子供記者”から「HIKAKINとどっちがスゴいんですか?」との質問を受けると、YouTubeのチャンネル登録者1090万人を誇るトップYouTuberについて「ヒカキンはヒカキンでスゴいな。わかる。ヒカキンも敵やな。いちばんの敵はYouTuberだから」と称賛。お茶の間の人気者同士ということで、ヒカキンをライバル視していることを明かしつつ、自身は「テレビで育ったから、テレビで死にたいねん」と、変わらぬスタンスについてコメントした。
最近では、「YouTubeには出ない」とのスタンスをさらに強める出来事もあったようで、「ヒカル君とかと飲み屋で会った時に、『さんまさんはYouTubeやらないでくれ』『憧れの人がYouTuberに降りてくるのは嫌ですから』って言われて、決心が固まったんです」と、ヒカルとのやり取りを紹介した。
しかし、将来的な“出演”の約束は取り付けたといい、「『俺が死んだ時にそこで出してくれ』って、ヒカル君には言うてるんですけど。死んでからYouTube初出演。“青白いでんな~”とかいう話をして」と説明。元気で喋れるうちは「テレビで頑張る」と語っていた。
「一方のヒカルも8月24日に公開した動画で、飲食店でのさんまとの遭遇に言及。YouTubeへの出演に関し、さんまからは『葬式を撮っていいから』『(動画のタイトルは)“さんまの死体”にしていい』と許可されたといいます。ヒカルはさんまの“提案”に『撮れないですけどね、そんなこと』としながらも、『ホンマにOKなんかなって思わせてくれるような、異常なデカさがある』とさんまのオーラや存在感を表現。ネット上でも、テレビへの変わらない愛情を語ったさんまに対し、『芯がある人はカッコいい』『さすがさんまさん!』などの称賛が並びました」(テレビ誌ライター)
テレビの申し子ともいうべきさんまの活躍は、YouTuberにとっても大きなモチベーションになっているようだ。
(木村慎吾)