11月1日に生放送した「うたコン」(NHK)に出演した氷川きよし。同番組に氷川が出演するのはこれが活動休止前の最後だという。
番組では「NHKの映像で振り返る氷川きよし『初めて』特集」と題し、NHKに初出演してデビュー曲の「箱根八里の半次郎」を歌う姿、初めてNHK朝ドラ「まんてん」に出演して宮地真緒演じるヒロインを兄・日高英雄としてからかう姿、氷川がMCを務める2005年から2009年まで放送された初の冠番組「きよしとこの夜」(NHK)で志村けんさんとコントに挑戦する姿などの映像が流れると、氷川は食い入るように鑑賞。MCの谷原章介から「ご覧になっていかがですか?」と質問された氷川は、一瞬にして顔をくしゃくしゃにしながら「多くのみなさんに応援していただいて‥‥歌わせていただいて‥‥ほんとに感謝の気持ちでいっぱいですけど‥‥すいません」と涙で言葉を詰まらせた。
その後、氷川は自身のインスタグラムを更新。「氷川きよし」と書いてある「うたコン」の楽屋前に立つ写真とともに《今日は休養前の最後のうたコンでした。私、泣いてごめんなさい。昔はみんなに応えたくて必死だったなあって。映像みて自分な感じしない。ありがとうございました♪ LOVE》と投稿。「うたコン」では感謝の気持ちを述べていた氷川だったが、インスタグラムに投稿された文章には「映像みて自分な感じしない」と本音と思われるフレーズが。
「髪が伸びて頬からあごにかけてのラインが丸みを帯びた現在の氷川が、演歌の貴公子としてデビューした頃の自身の映像を見ている姿は、同一人物なのに別人のようでした。さらにインスタグラムに投稿された文章からは、昔はみんなに応えたくて必死だったけれど『今は違う』というニュアンスが伝わってきます」(テレビ誌ライター)
番組では「歌は私にとって人生です。歌があったからここまで生きて来られました。これからも歌とともに生きて参ります。でも、ちょっとだけお休みをいただきます。またお会いできるのを楽しみにしています」と語り、美空ひばりの「歌は我が命」を熱唱した氷川。休養後はどう変わっているのだろうか。