水谷豊主演ドラマ「相棒 season 21」(テレビ朝日系)の第6話が11月16日に放送され、世帯平均視聴率は13.2%だった。
杉下右京(水谷)と亀山薫(寺脇康文)は、泥酔し路上で寝込んだ男から財布を盗んだ中年男(有薗芳記)を逮捕。男は名乗らず素性を隠すが、所持品から彼の物ではない財布が見つかる。それは1カ月ほど前に河川敷で他殺体となって見つかった、伊藤(阿南健治)という男性の財布だった。その男は元お笑い芸人ながら、いつも仏頂面で芸人仲間から「ネクラ」とあだ名されていた。しかし、不思議なことにその遺体は、笑っていたという。
視聴者の感想としては「定期的にある芸人ネタ。笑い死にの理由はベタだけどいい。息子さんいい子で希望ある終わり。よかったです」「大仰なネタにしなくてもそれぞれのコンビネーションで十分。寺脇さん帰還でだいぶ初期の相棒らしく見やすさが嬉しい」「今シーズンは温かみのある雰囲気でいい」など、高評価だった。
「今作には、お笑い芸人の『おぼんこぼん』が、本人設定で出演していました。不仲説もあったコンビですが、2人の登場に視聴者からは『おぼんこぼんさんや!』『2人でドラマ出るまでになったんだ!』『仲直りしてよかったね』など、歓喜の声があがりました」(テレビ誌ライター)
「元祖相棒」的、人間味あふれる事件に視聴者もほっこりしたようだ。