香川照之の降板劇からオダギリジョーの代役が発表され、スタート前から注目されていた山崎賢人主演のTBS日曜劇場「アトムの童」。
初回はオダギリ演じる大手IT企業「SAGASU」の「興津社長」があまりにもお似合いで、香川よりもむしろ適役だったとの指摘が相次いだ。
しかし、日曜劇場はあのドラマの呪縛からは逃れられないようで…。
「第2話では、主人公の那由他(山崎)と仲違いしていたかつての相棒・隼人(松下洸平)が感動的に和解。再び一緒にゲーム制作を始めるという男の友情が描かれたことで、最終回のような盛り上がりを見せました。 ところが第3話からは、新ゲーム制作が波に乗ってきたかと思うと邪魔が入るという、良いことと悪いことが交互に訪れ、視聴者の気持ちはアップダウンの繰り返し。これは、同じ日曜劇場で大ヒットした『半沢直樹』の“やられたやり返す倍返し”と同じテンプレ。第5話で主人公が務めるアトム玩具がSAGASUに買収されることとなると、『半沢直樹』で有名になった“顔芸”を山崎とオダギリがリレー形式で披露し、『この2人なら顔芸しなくても普通に演じてくれれば見応えあるのに』『ここまで半沢と同じだと萎える』『日曜劇場は半沢成功病から早く抜け出したほうがいいよ』など、ネット上では厳しい声が続出しています」(女性誌記者)
第2話以降は毎回、主人公サイドにピンチが訪れて終わる「アトムの童」。爽快な気分で日曜の夜を終え、月曜の朝を迎えられるのはいつになるのか。