海外では普及している月経カップ、日本では馴染めないという声をよく耳にします。でも、最近では月経カップよりも少し手軽になった「月経ディスク」が日本でも話題になっています。
月経カップは、シリコンやゴムのような素材でできているベル型のカップで、折り曲げて膣内に挿入します。長時間使用可能なアイテムで、使い終わったら、煮沸消毒するか専用の消毒液で除菌します。繰り返し使えるので、一度購入すれば何年も使えるのが特徴です。アメリカではある程度普及しているものの、日本は挿入するタイプが馴染めないようで、なかなか受け入れられにくいものでした。
そんな中、月経カップ同様にアメリカで生まれた月経ディスクは、浅いお椀のような形状をしており、子宮頸部の下に装着するもの。月経カップは腟口のすぐ近くに装着しますが、月経ディスクは腟口から離れた子宮頸部の下にフィットするように装着するので、使用感がよいといわれています。また、月経ディスクは使い捨てタイプもあるので、衛生面の心配が少し軽減するようです。
月経ディスクを指でつぶした状態にしてそのまま膣の中に挿入し、経血を集められるようにします。連続で装着する時間は8~12時間程度といわれています。
この月経ディスク、日本で使う人が今後増えていくのか気になりますね。