SMAP年内解散、高畑裕太容疑者逮捕、夏目三久アナの妊娠(?)といったビッグニュースの影に隠れて、“のん”こと能年玲奈が改名してからの初仕事が発表された。こうの史代による同名漫画を片渕須直監督がアニメーション映画化する「この世界の片隅に」の主人公・すずの声を担当するのだ。
のんの声に惚れ込んだ片渕監督の「のんさん以外のすずさんは考えられない」という熱烈なオファーにより実現したキャスティングだという。
「のんが主役のすずの声に決定したというニュースは、どのテレビ番組も取り上げませんでした。いくら大きなニュースが多かったとはいえ、これぞ“業界対応”ですよ。片渕監督がのんの声を気に入っているのは事実です。しかも、のんが演じるすずという少女は、のん本人も語っているように絵を描くことが好きで、気持ちが沸いた時に絵をガーッと描く行動様式がとてもよく似ています。さらにボーッとしていると言われながらも、実はパワフルでポジティブな性格もそっくり。のんファンでなくとも、すずとのんを重ねながら映画を観る人がたくさん現れそうな気がします」(芸能関係者)
業界の圧力にも負けず、なんとか仕事を始められたのん。日本海軍の根拠地である広島県の呉に嫁いだ18歳の少女すずが、何度も空襲を経験しながら必死に生きる姿は、まさしくのんとそっくりだ。