残り3話となったNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で主役・北条義時を演じている小栗旬。11月27日放送の第45話では、史実として有名な鎌倉・鶴岡八幡宮での源実朝(柿澤勇人)暗殺事件が描かれた。また、義時と人違いされて暗殺された源仲章(生田斗真)により、義時の悪運の強さも描かれることになった。
11月20日に公開された「マイナビニュース」によると、小栗は10月下旬に「鎌倉殿の13人」がクランクアップ。およそ1年5カ月におよんだ撮影を終え、「RPG(ロールプレイングゲーム)で言えば、8レベルぐらい上がったと思います。使える魔法が2つくらい増えたかと」とコメントしているが、第45話では凄惨な事件にほくそ笑むだけでなく、幼なじみ・三浦義村(山本耕史)の裏切りに対するやりきれない思いや、妻であるのえ(菊地凛子)に対する落胆など、義時の気持ちのうねりを見事に表現。役者としての力量を存分に見せつけた。
また、11月25日放送の「あさイチ」(NHK)には、義時を演じるために伸ばしていた地毛をバッサリと切り、金髪に大きなシルバーのフープピアスをして登場。若かりし日の義時を「すごくいい子だったんですけどねえ」「まさかこんなに悪い奴になるとは思わなかった」と振り返っている。
番組終了後には、アシスタントを務める鈴木奈穂子アナが番組公式インスタグラムを更新。《100人以上いるスタッフの顔と名前を覚えるなど『どの現場でもいつも通り。自分ができることをしている』とサラッとおっしゃっていたのが頼もしくて。小栗さんのようなリーダー、職場に1人いてほしい…!》と興奮気味に投稿し、ネット上では同意の声が飛び交った。
「小栗が人から好かれる理由を、『あさイチ』を見て感じ取った人がとても多いようです。役者としての演技力もさることながら、撮影現場の空気をよくするために労力を惜しまない小栗に、誰もが求める魅力的なリーダーシップが見えたのではないかと思います」(女性誌記者)
12月26日には40歳になる小栗。次回作は吉田鋼太郎に誘われ舞台をやるようだが、どんな40代となるだろうか。