12月6日、バラエティ番組「マツコの知らない世界」(TBS系)が放送された。同番組にて、MCのマツコ・デラックスが人生におけるベスト映画を明かし、注目を集めている。
「番組では今回、レコードコレクターをゲストに招き、映画音楽の世界が特集されました。その中で、00年公開のビョーク主演映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』が取り上げられると、マツコは『私、これがベスト1映画なのよ』と告白。当時、マツコはこの映画を劇場で見たようで、『(鑑賞直後)席が立てなくなって…。上がってくるOL達に号泣しているの笑われながら、しばらくもう身動き取れなかった。それ以降、もう映画館で映画見てないの』と、かなりの強い思い入れがあると語りました」(テレビ誌記者)
今回、マツコがベスト映画に選んだ「ダンサー~」は、失明寸前の主人公が、同じく視力を失いつつある息子のため懸命に働き、手術費用を稼いでいくという物語だ。しかし、衝撃的な結末ゆえに当時物議を醸した映画でもある。
今回、マツコが号泣した作品として話題になったことで、2ちゃんねる創設者で実業家の西村博之(ひろゆき)氏による「ダンサー~」の感想がふたたび話題になっているという。
「ひろゆき氏は過去、『ダンサー~』を恋人と一緒に劇場まで見に行ったことがあると生配信で明かしています。ネタバレになりますがこの映画では、死刑を言い渡された主人公が絞首台の上で熱唱するも、歌っている途中で床が開き、勢いよく首が吊るされるという衝撃的なラストを迎えます。ひろゆき氏によると当時、そのシーンの悪趣味加減が面白かったそうで『いやいや歌ってる最中やん!』と思わずツッコんでしまったのだとか。さらに、隣を見ると恋人が鼻水を流しながら号泣していたことで、『ウヒャヒャヒャヒャ!!』と声をあげて大爆笑してしまったそう。一方でマツコは今回、テレビで号泣した映画だと紹介したことで、SNSにて『ひろゆきは爆笑したって言ってたな』『マツコは理解できるけど、ひろゆきの感想はサイコすぎる』と2人の真逆の反応に注目が集まりました」(前出・テレビ誌記者)
公開から20年以上経っている「ダンサー~」だが、評価はどうであれ、観た者にインパクトを与えた作品だったことは間違いなさそうだ。