女優の福原遥がヒロインを演じる朝ドラ「舞いあがれ!」(NHK)で、12月5日に第10週「別れと初恋」がスタートした。SNSではヒロインの岩倉舞(福原)と航空学校の同級生・柏木(目黒蓮)との恋の行方とともに、舞の恋愛対象が吉川晃司演じる大河内教官ではないのかという声も数多く寄せられている。
今回の朝ドラは1990年代、ヒロインの舞(福原)がものづくりの街・東大阪市と長崎県・五島列島で育ち大学で人力飛行機サークルに入り、大空を飛ぶ夢に目覚めパイロットを目指す姿を描いている。
「吉川が演じるのは、航空学校帯広校の教官・大河内守。航空自衛隊の戦闘機パイロットとして活躍したが30代半ばで地上勤務にシフトされ、航空学校の教官に転職。鬼教官と恐れられ、容赦なく学生を退学させると言われています。大河内のキャラクターは当初、話す口調ももっとワイルドでしたが吉川本人から言葉遣いや物腰をものすごく丁寧で礼儀正しい男にしたいという提案があり、今の口調も態度も、丁寧すぎて怖いキャラクターが出来上がりました」(テレビ誌記者)
第10週に入り、柏木が舞に告白したことで早くも2人に恋愛フラッグが立ったものの、12月8日に放送された第49話では、舞が大河内教官に着陸の特訓を志願。「私、教官に負けたくないです」と言ったことから、ネットでは舞の初恋の相手が、大河内ではないかという声も上がっている。
「できの悪い訓練生と厳しい教官という関係性から、1983年10月期から翌年の3月まで放送された大ヒットドラマ『スチュワーデス物語』(TBS系)を思い浮かべる視聴者も続出しています」(前出・テレビ誌記者)
「スチュワーデス物語」は、深田祐介の同名小説が原作。日本航空の訓練生・松本千秋役を堀ちえみ、教官・村沢浩役を風間杜夫が演じて、全話の平均視聴率がおよそ20%を記録。「ドジでのろまな亀」「教官!」などのセリフが当時、流行語となった。
「“朝ドラ受け”が人気の生番組『朝イチ』でも、MC陣が『スチュワーデス物語』ネタで盛り上がるなど話題沸騰。この航空学校編を長く続けていたら、もっと視聴率が稼げていたかもしれません」(週刊誌記者)
伝説のヒットドラマを彷彿とさせる展開で、後半に向けて視聴率爆上がりとなるのか。
(窪田史朗)