冬は体温を上げるためにエネルギーを消費しやすく、ダイエット効果を高めやすい季節です。一方で、コンディションを整えないと、怪我などによってその効果が減退してしまうことも。せっかくの運動をダイエットに役立てるために、次のようなアクションで冬の運動パフォーマンスを高めましょう。
■運動前に体を温める
冷えは体液循環を滞らせ、代謝の低下やむくみを招きやすくなってしまいます。その状態で筋肉を動かそうとしても凝り固まってしなやかに動かせず、怪我の原因になることも。運動前はしっかり体を温めておきましょう。
■ストレッチや準備体操を入念に
体を温めても、筋肉がガチガチに凝り固まっていたらしなやかに動きません。服装や室温調整、暖房器具などで体を温めることに加え、しっかり体を動かしてほぐしましょう。スムーズに筋肉が動く状態をキープできると、同じ動作でも消費できるエネルギーを増やすことができ、運動効率のアップにつながりますよ。
■入浴や睡眠で疲れを癒やす
運動だけでなく、「休む」ことも意識して行いましょう。疲労が抜けないまま無理に運動をしても効率が上がらず、怪我や不調にもつながります。入浴時は湯船にゆっくり浸かって体を芯まで温め、疲労やむくみが気になる部分をさするようにマッサージし、疲れを癒やしてください。睡眠時間も十分に確保し、翌日以降のコンディションを整えましょう。
寒い冬でも工夫次第では運動を心地よく行うことができ、その効果を高めることも可能です。寒い時期は知らず知らずのうちにコンディションが悪くなりがちですから、自分の体に耳を傾けてしなやかさを取り戻し、エネルギッシュに運動に打ち込んでくださいね。
(Nao Kiyota)