キングコングの梶原雄太がカジサックに扮して開設したYouTubeチャンネル〈カジサック KAJISAC〉は、登録者数243万人を数える人気チャンネル。19年末までに登録者数100万人を目指して出発したところ、その年の7月には目標突破。テレビを主戦場としてきた芸能人でYouTubeを始めた草分け的存在と言える。
その梶原が12月14日、お笑いタレント・陣内智則のYouTubeチャンネル〈陣内智則のネタジン〉に出演した。
芸人・梶原がYouTuberデビューするきっかけの1つに挙げたのが、あるイベントで共演したフィッシャーズと水溜まりボンド。当時、出番前には「誰やねん! 人気なん?」と思っていたが、「1000人ぐらいのお客さんがおったんですけど、その2組が出た瞬間に狂喜乱舞になったんですよ。ボクと(インパルスの)板倉さん出ても何にもならんかったし。強くYouTubeが気になった」と回顧。YouTubeを研究した結果、「ボコボコとアイデアが生まれて来たんですよ。何よりもいちばんデカかったのは隙を見つけたんすよ。芸人がYouTuberに絡みに行くっていうのが、誰もやってなかったんですよ」と語った。
「フィッシャーズは、同級生6人組の男性ユニット。遊びをテーマにしたYouTubeが人気でチャンネル登録者数は774万人。水溜まりボンドは、カンタとトミーから成る男性2人組。こちらのYouTubeも登録者数は405万人で、カジサックを上回る登録者数です。ほんの数年前までは上から目線のテレビ業界が、人気YouTuberをバラエティ番組に起用して視聴率稼ぎに一役買わせているんですから、ずいぶん立場が逆転したものです」(ネットウォッチャー)
梶原が「空白の3年間」と呼ぶ関東での仕事激減時だからこそ体感した人気YouTuberとの邂逅だったのかもしれない。
(所ひで/YouTubeライター)