「紅白歌合戦、7年連続出場。8年目になぜか落とされて。次の年、出てくれとかいい加減なこと言いやがって、出るワケないだろう!」
1月20日、歌手でタレントの田原俊彦が、YouTubeチャンネル〈田原トシちゃんねる!〉を更新。自身のWikipediaを確認、情報が正しいかどうかを検証する内容で、「NHK紅白歌合戦」に関する記述で田原の口から出たのが冒頭のコメントだった。
「80年、田原はシングル『哀愁でいと』で歌手デビュー。オリコンチャート2位のヒットを受け、同曲にてこの年の紅白に初出場しました。翌81年には江崎グリコのCMソングに起用された『悲しみ2(TOO)ヤング』、82年は自身4度目となるオリコン1位を獲得した『誘惑スレスレ』と紡ぎ、86年まで7年連続出場しましたが、87年はオリコン3位の『どうする?』、同4位の『さよならからはじめよう』といったヒット曲がありながらも、なぜか紅白落選したのです」(芸能ライター)
しかし、これでおとなしく終わるようでは田原ではない。88年は自身が主演を務め、最高視聴率20.5%を記録したドラマ「教師びんびん物語」(フジテレビ系)の主題歌「抱きしめてTONIGHT」の大ヒットを受け、紅白サイドからオファーを受けたが、固辞している。当時は何としてでも紅白に出場したい歌手が多かった時代。田原が異端児に映ったのは間違いないだろう。
冒頭のコメントには続きがある。
「卒業だね。それ以来はもう‥‥出たいな。いや、出ないよ。オレは1回決めたことは曲げないから。大晦日は初詣に行かなきゃいけないから。ハハハハハ!」
あっけらかんとした笑い飛ばした田原だが、35年以上の歳月をかけて復活となれば、世間の注目を浴びること間違いないだろう。
(所ひで/YouTubeライター)