2023年の冬は寒くなるというニュースをよく目にします。つい先日は大雪が降った地域もありました。交通機関への影響もありますが、もっと切実なのが大雪で「エアコンの効きが悪くなる」ことてす。あなたのご家庭ではどうでしたか?
三菱電機霧ヶ峰PR事務局が、東京にお住まいの30~50代の男女600名に実施した調査によると、積雪時のエアコンの不具合について「エアコン暖房の効きが悪いと感じたことがある」と回答したのは36.0%いましたが、エアコンの大雪対策の意向については、「行う予定はない」と回答した人が60.2%いたそうです。エアコンのトラブルに見舞われている人は一定数いても、対策方法を知らないというのが正直なところではないでしょうか。そこで、そんなときの対策を紹介していきましょう。
■室外機周辺の雪を取り除く
エアコンの室外機やその周辺に雪が積もっていたら、エアコンの電源を入れる前に、まずはシャベルなどで吹き出し口の前が200mm以上空くように雪を取り除きましょう。
ただし、室外機内部の雪には触らないこと。室外機内部のフィン(金属板)によって怪我をする恐れや、フィン自体を傷つけてしまう可能性があるためです。お湯や水をかけて雪を溶かすのもNGです。かえって室外機の熱交換器に氷を溜めてしまい、フィンの目詰まりの原因になってしまいます。
また、普段から室外機周辺を掃除し、ファンの前や横に風をさえぎる物を置かないようにして、十分なスペースを確保しておくことも心がけましょう。
■エアコンが止まっても慌てないこと
エアコンが止まってしまい、「大雪のせいで故障した」と勘違いする人も多いようですが、エアコンの「霜取り」機能が稼働中の可能性もあるので、焦らずに原因を突き止めましょう。
室外機の熱交換器に霜が付着すると、エアコンにはその霜を溶かすために自動で霜取りを行う機能があります。霜取り時、霜を溶かすために暖かい冷媒を室外機側に回すため、室内機から冷たい風が吹かないよう暖房運転を短時間停止するのです。これを「故障して止まった」と勘違いしてしまうのです。少し時間を置くと通常運転を再開するので、それまで待ってくださいね。