カルディの店頭はすっかりバレンタインモード。世界のチョコレートや、手作りチョコ作りのためのデコレーションキットなどがところ狭しと販売されています。
その中で、入口すぐの場所にざっくりと置かれていたのが、このローライフレックスのような二眼レフカメラ型のボックスに入ったチョコレート。他にもベスパみたいなバイクのオブジェと一緒のチョコレートや、ワーゲンみたいなレトロカーのチョコレートもあったので、あえてミッドセンチュリー的なデザインを狙ったラインナップだと思われます。
「カルディオリジナル 二眼レフカメラ缶チョコレート」690円のサイズは縦12.5cm、幅と奥行きが7.5cm。中をあけると、コダックのフィルムを彷彿とさせる黄色が基調のパッケージデザインのチョコレートが入っています。そのパッケージにも「200」「35mm film」「36EXP」などとプリントされていて、フィルムカメラ世代の人にはとってはたまらない雰囲気。「ISO200のフィルム、36枚撮れるんだよね~」と、デザイン考えた人の心憎い演出を感じるパッケージに思わずにやけてしまいます。
中のチョコレートはいわゆるクランチチョコ。原材料はチョコレート、ライスパフ、コーンフレークなど。サクサク、軽やかな口当たりです。6個入りなので、カメラ型ボックスの中は余裕があります。メッセージカードとか、ちょっとしたプレゼントを同封するためにスカスカなの? ボックスデザインにこだわり過ぎてチョコ少なめ? いや、きっとあえて、箱の中身をチョコいっぱいにしていないんだと思われます。隣の場所には、ライカみたいな赤い丸印付き、レンズ1つのカメラ缶チョコレートも売っていました。
おそらく10代、20代の人には、何のこっちゃわからないこだわりのカメラ缶チョコレート。なのでバレンタインに贈るなら、ギリギリ30代後半。できれば40代、50代のカメラ好き、または昔カメラが好きだった人に贈ると喜ばれること確実ですよ。
ただ、本気で面倒臭いカメラマニアに送ると、「二眼レフだったらフィルムは35mmじゃなくて120でしょ」といった、想像の上をいくケチをつけられる場合が。素直に喜んでくれる性格か、なんでもケチをつけたがる性格かの一考は必要かもしれません。
(ロドリゴいしざわ)