俳優の木村拓哉のスタッフや共演者への熱い思いは昔からだったようだ。
1月30日放送の「しゃべくり007」(日本テレビ系)に、過去に木村と親子役で共演した13歳の高橋來が登場。現場で本気の説教をされたと振り返った。
同番組に初登場した木村は、人気企画「クイズ! 私のこと覚えてますか?」に挑戦。これは、過去に木村と公私で交流したことがある人物が複数登場し、いつ、どんなシチュエーションで関わりがあったのかを思い出すというものだ。
その中の1人として、2015年放送のドラマ「アイムホーム」(テレビ朝日系)で、木村の息子役を演じた高橋が登場。当時の高橋は6歳で、慣れない撮影現場に早く順応できるよう、木村が一緒にサッカーや絵しりとりをして遊んでくれたと説明。常に優しく、まるで父親のように接してくれたという木村との思い出に浸る中、ただ一度だけ、怒られたことがあったという。
ある日、高橋が連日の撮影に疲労を蓄積させ、スタッフへの態度が悪くなってしまったことがあった。すると、いつもは優しい木村が「來! スタッフにそういう態度はよくないぞ!」と激怒。
当時の高橋とのやり取りを今も覚えているという木村は、「その時、多分、彼は彼なりにすごい嫌な思いをしたらしくて。『やりたくない』とか『嫌だ、帰りたい』とかだったら全然いいんですけど、『僕なんていなくなっちゃえばいいんだ』っていうことを言ってしまってて、それで來くんに『いい加減にしろ』『絶対にそれだけは言うなよ』って真剣に説教したのは覚えてます。(高橋は)号泣してました」と明かした。
「木村は、最近でもジャニーズ事務所の後輩、SixTONES・ジェシーや、Snow Man・向井康二らにも、番組中にスタッフへの配慮を改めるよう説教していました。今回はスタッフにキツく当たってしまった高橋の振る舞いだけでなく、自暴自棄になって思わず口にしてしまった言葉に本気で叱りつけるという熱い行動が明かされ、ネット上には『こういうエピソードを見ると中身もカッコよくて筋が通った人なんだろうなと感じる』『この人は凄くスタッフを大事にしますね』『人のために本気で叱ることのできる大人は少ない。これは素敵なやり取り』などと感動する声が上がっています」(テレビ誌ライター)
また、木村は高橋と遊んだ絵しりとりの詳しい内容だけでなく、彼がドラマ内で演じた役名についても「確か、よしおだった」と驚異の記憶力を発揮。スタッフだけでなく、共演者への強い仲間意識がうかがえる放送回になったようだ。
(木村慎吾)