放送中の通称「ワタサバ」ことNHK夜ドラ「ワタシってサバサバしてるから」では自称サバサバしている美人秘書・早乙女京子、同じく放送中のドラマ「リエゾン」(テレビ朝日系)では臨床心理士でもある向山和樹を演じている栗山千明が、改めて演技の幅の広さを見せつけている。
特に1月26日放送の「ワタサバ」第12話では、今の今までチャキチャキと仕事を仕切っていた京子だったが、自身が秘書を務めている大好きな滝川守社長の姿が見えたとたん、頭の上のほうから甘ったるい声を出して身体をくねらせて甘えるぶりっ子を好演。栗山のコメディエンヌぶりが発揮された。
翌27日放送の「リエゾン」では、ADHDと診断された研修医に向山が優しく接するシーンがあり、ネット上では「昨日の『ワタサバ』に出てた栗山千明と別人すぎる~!」「『ワタサバ』の京子に大ウケした翌日に、『リエゾン』で慈悲深い目をした美しい向山にじーんときた」など、栗山の演技力を称賛する声があがっている。
「クールなキャラを演じることが多い栗山ですが、実は21年9月からHuluで配信された人気アニメ『モモウメ』の実写化ドラマで『おしゃクソ姉さん』という強烈なキャラをコミカルに演じ、そのコメディエンヌぶりが注目されたんです。社内のOLの中で知らない者はいないとされるカリスマ性の高い人物なのに、誰も彼女の本名を知らないというキャラクターで、1度しゃべり始めたら誰も止められない独特なトークを栗山が熱演。栗山はファンを増やしました。『モモウメ』は配信ドラマでしたが『ワタサバ』は地上波放送ですから、ここで初めてコメディエンヌとしての栗山を知った人も多いのかもしれません」(女性誌記者)
同時期放送のドラマ2本で、シリアス演技とコメディ演技をしっかりと演じ分けている栗山。ここでまたさらにファンが増えそうだ。