その日の出来事や思いを素直に綴る日記とは別に、“イライラを鎮めて心を整える”ための日記を書いてみませんか? 次のような事項を書き出していくと気持ちを客観視できるので、イライラ気分が消化しやすくなりますよ。
■失敗やイライラ、悲しかった出来事を書き出す
「なんとなくイライラしている」を「○○が私をイライラさせている」と明確にしていくことが客観視の第一歩。イライラしたときの会話や状況を書き出すことを習慣化することで、自身の傾向に気付きやすくもなります。ネガティブなことから目を背けずに向き合ってみると、見える世界が変わっていきますよ。
■うれしかったことや感動したことを書き出す
ネガティブなことだけでなく、ポジティブなこともしっかり書き出しましょう。ポジティブなことに敏感になって振り返ることで、「いいことなんてなかった」と思いたくなる日でも、うれしいことや楽しいことをみつけられるようになります。喜びがイライラにかき消されないよう、いいことだけに焦点を絞って向き合いましょう。
■ポジティブな目標や予定を書き出す
イライラした出来事も客観的に捉えてみると、「こうすれば回避できたかも」「こうするとイライラしなくてよさそう」というアイデアが生まれやすくなります。そんなアイデアは、今後に向けてしっかり書き出していきましょう。イライラとは関係のない、楽しみな目標や予定も合わせて書き出してください。イライラを克服する希望や単純な明日への楽しみが、心を切り替えるきっかけとして役立つことでしょう。
「嫌だな」と思ったことにも向き合い、よい明日以降へと心を切り替えていく……日記を活用してそんな習慣を作り、前向きな気持ちでその日を終え、心地よく眠りについてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)