21年4月期クールに放映されたドラマ「ネメシス」(日本テレビ系)。3月31日には、映画版「映画ネメシス 黄金螺旋の謎」が公開されるが、ドラマでダブル主演した広瀬すずと櫻井翔は偶然にも現在、同じクールのドラマで主演を務めている。櫻井は日テレ系「大病院占拠」で、広瀬はTBS系「夕暮れに、手をつなぐ」。両作とも、初回はツイッターで日本トレンド1位になるほど注目度は高い。
「ネメシス」にて、広瀬演じる探偵助手の美神アンナは事件を推理する際に別の世界に「入る」のだが、その時に見せるのは「カラリパヤットゥ」というインドで古くから伝わる武術。広瀬は、そのすべてを完全マスターしたという。
「動きの流れであらゆる動物に扮するのが、カラリパヤットゥ。教えてくれた先生も実はドラマに出演していたのですが、まさに達人と呼ぶにふさわしいインド人。小さな顔に、長い手足。ヒップはキュッと上がり、広瀬さんはそのスタイルのよさに惚れ惚れしながら、1から習得していったそうです」(テレビ誌ライター)
撮影時、広瀬は21歳。本来の身体能力の高さに加え、若さという武器もあいまって吸収は早かった。そんな彼女の凄さを櫻井は改めて身をもって知ることとなる。
「『大病院占拠』はネメシスと同じチームが撮っているんです。並行して撮っているメイキング部隊まで一緒。この班は、ネメシスで広瀬のアクションシーンの裏側を撮っており、今作では櫻井のアクションシーンに携わっています。現場で櫻井に、『ネメシスでアクションを初めて見たんですけど、広瀬さんってすごいことやってたんですね。大変さを感じさせずやってたから、気づかなかったけど』と、悪気なく言ってきたとか。櫻井は心の中で『誰を見て気づいてんだよ!』と思ったそうです。櫻井といえば、ドラマでのアクションシーンに対して、視聴者から『体が重そう』『どんくさい』とのツッコミが入っていますから、スタッフから見ても広瀬との差は歴然だったのでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
現在、櫻井は41歳で広瀬は24歳。俊敏さを較べられるのは、少し櫻井が気の毒だが…。
(北村ともこ)