朝晩はとくに冷え込む季節ですね。とはいえ、日中の暖房は欠かせないけれど、「寝るときに暖房はつけない」という人がいます。どうやら就寝時の暖房については“つける派”と“つけない派”に分かれるようですが、それぞれの言い分をチェックしてみましょう。
■つけない派
「電気代の節約と乾燥して喉が痛くなるから」という人がほとんどです。「夜中寒くない?」と不安になりますが、フリースなどで厚着して分厚い布団や羽毛布団にもぐって寝る人、電気毛布や湯たんぽを使う人など、寒くならないようにさまざまな工夫をしているようです。また、寝起きの寒さ対策として「起きる5分前に暖房が自動でつくようにセットしている」人もいるようです。
■つける派
北海道などの極寒地域では、やはり寝るときはつけて寝る人が多いようです。その際は、乾燥対策として加湿器を使ったり洗濯物を干したりしているようです。また、「寝室はつけず、リビングだけは15度など低めに設定してつけて寝ている」そうで、干した洗濯物を夜にエアコンの風に当たるようにして「温風を無駄にしない」という人もいました。
「寝ても寝ても疲れがとれない人のためのスッキリした朝に変わる睡眠の本」(PHP研究所刊)の著者で医師の梶本修身さんは、電気毛布などを一晩中つけっぱなしにしていると深部体温が下がりきらずに睡眠の質が低下すると述べています。ただし、寒いと眠りにくくなるので、あらかじめ温めておいて、寝るときにスイッチを切るといいのだとか。
「寒くて眠れない」のでは困ってしまいますが、「乾燥して喉が痛くなる」のも避けたいですね。そうならないためにも、うまくエアコンと付き合っていきたいものです。