子どもが自由に「落書き」を楽しめる環境作りはできていますか?
実は、どんな絵にしようかと考えたり、試行錯誤しながら新しい表現を生み出したり、見たものを再現しようとしたりすることで集中力や表現力を磨くことができる落書きは、身近な“知育”素材なんです。楽しく伸び伸び描けるようにサポートすることで、子どもの能力を引き出すことも。とはいえ、ペンやクレヨンでどこにでも描かれてしまうと大変なことに……! そんな場合は、次のような工夫をすれば準備や片付けなどのストレスを軽減することができますよ。
■リビングの壁を大きなキャンバスにする
壁に貼るタイプのウォールステッカーを活用すれば、壁が“描いていい場所”に大変身。大きなキャンバスに自由に描くことができるので、子どもが伸び伸びとお絵描きを楽しめます。ホワイトボードや黒板として使用できるものもありますから、部屋のイメージや使いたいペンによって使い分けるのがオススメですよ。
■消せるペンやクレヨンを使用する
大きなお絵描きスペースを用意しても、「はみ出してしまって結局叱るハメになる……」というストレスを回避するには、“消せる”タイプの筆記用具を使用するのがいいですね。窓に描いて消せるペンや紙に描いて消せるペンなど、落書きをしたい場所によって使い分けるのがよいでしょう。
■絵本やお絵描き本で学ぶ
「好きなものを描いていいよ」と伝えても子どもの手が動かない……という場合は、“真似っこ”から始めてはいかがでしょうか。これは、見本を見ながら描く方法です。描きたいものはあるけれどどうやって描いたらいいか分からない場合は、絵を描くポイントを教えてくれる書籍や絵本を活用するのもオススメです。
自由な落書きを楽しむには事前準備が欠かせません。親も子どももお互いにストレスなく楽しめるよう、ぜひ工夫して実践してみてくださいね。
(Nao Kiyota)