今回は、ブルーリボン賞で新人賞を受賞した、Koki, (「o」の上に-)さんについて占ってみたいと思います。ご両親が有名人ということで、何かと注目されがちなKoki,さん。はたして、どんな人物なのでしょうか。Koki,さんのホロスコープ(出生時の星の配置図)を拝見して最初に感じたのが、「非常にクールでドライなリアリストなのでは」という印象です。
まず、人生や生き方、人生の目的などを表す太陽が、水瓶座に配置されています。水瓶座というのは、クールでしかも合理主義という性質の持ち主。理屈に合わないこと、不条理なことを許さず、とことん戦おうとします。その戦い方も、きわめてクール。理詰めで相手を追い詰め、屈服させるのです。敗北した相手は、おそらく一言も発することができないでしょう。
次に注目したいのが、知性や才覚を表す星・水星と、愛情や美的センスを表す金星が、ともに山羊座ということ。山羊座というのは「超」がつくほどのリアリストで、「割り切ること」の達人です。また、山羊座は12星座の中で、最も仕事熱心であり、仕事のためにはプライベートを犠牲にすることもいとわないという部分があります。
ここからわかるのが、Koki,さんはおそらく仕事至上主義者で、来た仕事は割り切って引き受けるプロ中のプロ、ということ。ただし、理不尽な要求には絶対に屈服せず、クライアントと徹底的に戦うでしょう。その姿勢もまた、プロとしてカッコいいですよね。さらに、金星も山羊座にあるKoki,さんは、時に愛ですら仕事のために手放すかもしれないのです。もし恋人がいたとしても、自分の将来のため、仕事での成功のためにならないと判断したら、ドライに別れを告げる可能性が。
ここまでの分析を見てみると、Koki,さんがまるで冷たい仕事人間のように感じるかもしれませんね。けれど、そうではないのです。なぜなら、感情や好みを表す月が、12星座の中でいちばん愛情深い魚座だから。大きな愛で相手を包み込み、尽くし抜き、時には裏切られても許そうとする…。それが魚座の特性であり、Koki,さんのもう一つの顔。そして、情熱とエネルギーを表す火星が、燃え上がりやすい射手座に配置されているので、いったん情熱に火がついたら、周りのことなど気にせず突っ走るでしょう。
ただし、恋愛に限ったことではありません。情熱の向かう先が恋愛ではなく仕事なら、無我夢中で仕事に没頭し、完全燃焼しようとするのです。そのためこの先、Koki,さんが炎のように燃えることのできる仕事があるかどうかで、プロとしての未来が決まるような気がします。
そういった仕事に取り組んでいる時のKoki,さんは、表面はあくまでもクールに、しかし内面はマグマのような熱いエネルギーが沸騰しているはず。選んだ仕事を全力でやり遂げ、誰にも文句を言わせない結果を出すのではないでしょうか。
(三田モニカ)
8月1日生まれ。獅子座。A型。占術家。アロマテラピーアドバイザー。早稲田大学第一文学部西洋史学科卒業。占い情報誌の編集プロダクションを経て独立。西洋占星術、血液型診断、タロット等のロジックを応用した開運術を提唱。著書に「A型人間の頭の中」「B型人間の頭の中」(いずれも青志社)など。