井上真央主演ドラマ「100万回 言えばよかった」(TBS系)の第9話が3月10日に放送され、世帯平均視聴率は前話の6.2%から2倍の12.4%を記録した。
相馬悠依(井上)の恋人・鳥野直木(佐藤健)を殺した犯人は、鳥野がシェフとして働いていた洋食屋「ハチドリ」のオーナー・池澤英介(荒川良々)だった。相馬と対峙している最中に、鳥野の殺害理由を明かした池澤は相馬を殺そうとする。陰から2人の様子を見ていた刑事の魚住譲(松山ケンイチ)が助けようとしたとき、幽霊の鳥野が“静電気パワー”で池澤を撃退。そして、相馬と魚住の目の前で、成仏する鳥野の姿があった。
だが、今話のラストは、朝になって相馬が目覚めると、キッチンで鳥野が料理をしている。呆然と見つめる相馬が「これは、夢?」とつぶやくと、鳥野は「夢じゃない」と返す。相馬が思わず鳥野の腕をつかむと、「痛いよ」と優しく言い返すのだった。
この展開に視聴者からは「どういうこと!? 夢? 現実?」「最後の奇跡なのかな?」「悠依が見ていた長い夢だったパターン?」など、戸惑いの声があがった。
「今話のラストシーンに驚きましたが、それよりも前話から視聴率を倍増させたことにも驚きました。こんな急上昇は、今までになかったのではないでしょうか。直前に放送されたWBC日本×韓国戦は13‐4で日本の圧勝。平均世帯視聴率は44.4%をマークしました。その興奮のまま、ドラマもオンタイムで楽しんだのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
最終回となる次回も高視聴率で幕を閉じたいものだ。